9:名無しNIPPER[saga]
2016/02/24(水) 15:11:35.16 ID:Z50vb1jJ0
「な、なぁ、P」
ためらうように、断りを入れるように光が口を開いた。勿体ないが、話を聞くために手マンを止めた。
「みんなが働いたり勉強したり、部活してる時間に……こういうのはやっぱいけないと思うんだ」
何を今更とは思う。けど、それは仕方がないことだ。
俺が教えようとしてるのは、14歳の子どもが覚えたらいけない気持ちよさ。
全身にオーガズムの波がきゅんきゅん走り、育ちきってない理性がひしゃげ、それしか考えられなくなってしまう快感だ。
光は自分が子どもだとわかってる。わかってるから身長コンプレクスを拗らせてるし、未熟な自分に歯噛みする。
「せっかくのカラオケなんだ……最近レパートリーを増やしててさ。正しい使い方をしないか?」
光は、依存しかねない危険な享楽を恐怖してる。
弱くって、弱くって、気持ちよくなって喘ぐことしかできない、みっともない自分になってしまうのを怖がってるのだ。
だから最後のスイッチが入る直前、光はことさら正義を振りかざす。俺を止めようと今更正論を述べる。
「ここまでしといてか?」
「けど、気持ちいいことに溺れてたら、それこそアイドル失格だ……」
「気持ちいいなら、いいだろ」
もうすっかり触られ慣れてる、包皮が剥けかけたクリトリスを横から摘んだ。
「いっ、がっ……!」
不意打ちを食らって、光の脳がスパークする。
強い刺激をのけぞって逃がそうとしてるが、そんなのは無駄なあがきだ。
そもそも、光は自分から逃げようと思えばいつだって逃げられた。
なのに止めて欲しいと求めるのは、自分の意志ではもうやめられないと告白してるのとまったく同義。
これからイってイってイキまくるのが怖くって、今更常識を語ってしまう光はなんと可愛いのだろう。
恐怖に怯えたのだから、南条光はもうヒーロー失格だ。
なら失格したご褒美に、無力な女の子になってお姫様みたいに愛される幸せを教えてあげなければ。
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