過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―3―
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390: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/08(金) 21:42:15.64 ID:o5YpHnql0
◇◇◇◇◇◇
―白夜王国・シラサギ城『剣の間』―

リョウマ「………」

以下略



391: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/08(金) 21:57:17.69 ID:o5YpHnql0
サイゾウ「……」

上級武将「き、貴様、リョウマ王子の影!?」

上級武将「ぐっ、このようなことを、してただで、ぐぇっ!」
以下略



392: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/08(金) 22:13:40.64 ID:o5YpHnql0
リョウマ(……クマゲラも帰ってくることはないだろう。それは覚悟していたつもりだった……)

リョウマ「……」

 ヒュオオオオ
以下略



393: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/08(金) 22:25:53.32 ID:o5YpHnql0
リョウマ「カムイのことを言っているのか……?」

タクミ「ああ、シュヴァリエの反乱の時、兄さんとヒノカ姉さんはあいつを取り戻すために向かった。あいつは裏切り者だ、裏切り者なのにどうして、そんなに気を掛ける!? あいつはもう敵のはずなのに!」

リョウマ「……そうだな。確かに俺はあの時、カムイを取り戻すことを一つの目標としていた、だが、あいつを連れ戻すことはしなかった」
以下略



394: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/08(金) 22:41:52.89 ID:o5YpHnql0
リョウマ「……カムイを殺すことで、俺たちに対する皆の目が変わる。そう言いたいのか?」

タクミ「ああ、そうだ……あいつは裏切り者だ、白夜をめちゃくちゃにしたすべての元凶でしかない。サクラが暗夜に捕らわれたのも、僕たちが王族の支持が通用しなくなっているのも、全部あいつの所為だ!」

リョウマ「……」
以下略



395: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/08(金) 22:55:16.77 ID:o5YpHnql0
リョウマ「俺の不甲斐無さがこの状況を引き出した考えている。あの日、俺は一度白夜の人間たちを暗夜に送った。俺自身で決めるべきことだったと今では思う。あの時、俺は民を信じた。信じ、そしてこの悪意の増長に加担した」

タクミ「あれは仕方無かった。あのまま、あのまま放っておいたら」

リョウマ「放っておいたら、俺たちの命が危なかった、か?」
以下略



396: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/08(金) 23:09:45.94 ID:o5YpHnql0
タクミ「アサマ……」

アサマ「すみません。こんな夜分にヒノカ様のために時間を割いていただいているというのに、主と来たら……」

タクミ「いや別に構わないよ。それに僕に弓を習いたいって頼られた時は、それなりに嬉しかったからさ」
以下略



397: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/08(金) 23:21:52.74 ID:o5YpHnql0
タクミ「セツナはこの頃、姉さんに付き添ってばかりみたいだけど」

アサマ「そうですね。今まではセツナがどこかに行ったのをヒノカ様が探しに行くというのが日常的でしたが……」

タクミ「……なぁ、アサマ」
以下略



398: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/08(金) 23:34:09.70 ID:o5YpHnql0
セツナ「あの、ヒノカ様。優れないのなら今日はやめておき――」

ヒノカ「セツナ……」

セツナ「はい、なんです――」
以下略



399: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/08(金) 23:48:10.91 ID:o5YpHnql0
ヒノカ「そうだな、タクミを待たせるわけにもいかない。待っててくれ、すぐに支度を終えるからな」

 ゴソゴソッ シュルルッ 

セツナ「ヒノカ様、これを」
以下略



400: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/09(土) 00:02:07.75 ID:YK3b4xht0
 タッ タッ タッ

ヒノカ「月が奇麗だな、セツナ」

セツナ「そうですね……。すごくまるくて、大きいです」
以下略



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