過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
1- 20
66:1 [sage]
2016/03/16(水) 00:50:27.93 ID:WYk72t+X0

俺の体型はごく標準で、腕のリーチも長くはない。だから壁に手が届く距離で相対するとなれば、自然、雪ノ下とかなり近づいてしまうことになる。

陽の光を浴びて輝く漆黒の黒髪とその髪と同じくらい深く濃い色を湛えた美しい瞳、瞬く長い睫毛。対照的に白い磨きぬかれた大理石のような肌、通った鼻筋、薄桃色の唇。

以下略



67:1 [sage]
2016/03/16(水) 00:51:16.98 ID:WYk72t+X0

一色「あ、先輩、そこは…」

一色が何か言いかけたようだが、羞恥のあまり取り乱した俺は、その言葉を無視して心持ち、いや、明らかに力を込めて壁面に掌を叩き付けた。

以下略



68:1 [sage]
2016/03/16(水) 00:52:17.44 ID:WYk72t+X0

バキッ 


その瞬間、まるで予期せぬ奇妙な音が聞こえたかと思うと、当然あるはずの抵抗を感じることなく勢いよく前へとつんのめった。
以下略



69:1 [sage]
2016/03/16(水) 00:54:42.03 ID:WYk72t+X0

一色「…だから、そこはさっき平塚先生が殴ったところですよって、言おうとしたのに」 今更のように一色が付け加えた。

八幡「す、すまん」

以下略



70:1 [sage]
2016/03/16(水) 00:56:44.03 ID:WYk72t+X0

一色「…結衣先輩」チョイチョイ

結衣「…え?」

以下略



71:1 [sage]
2016/03/16(水) 00:58:41.57 ID:WYk72t+X0


カツン


以下略



72:1 [sage]
2016/03/16(水) 00:59:20.32 ID:WYk72t+X0

「…ちょ、ちょっと、キュンッってしちゃった…かも…」ボソッ

「…先輩のああいうとこ、ホンッとズルいですよねー…」ボソッ



73:1 [sage]
2016/03/16(水) 00:59:58.65 ID:WYk72t+X0

雪乃「…どうして?」

本人も意識せずに口を衝いて出たであろう真摯な問いに、俺は知らず答えに窮してしまう。

以下略



74:1 [sage]
2016/03/16(水) 01:00:52.19 ID:WYk72t+X0



「 ――― お前のその美しい髪を切るだなんて、そんな罪深いこと俺にできるわけがないじゃないか」ボソッ

以下略



75:1 [sage]
2016/03/16(水) 01:01:23.24 ID:WYk72t+X0



雪乃&結衣「えっ?!」///

以下略



76:1 [sage]
2016/03/16(水) 01:03:22.23 ID:WYk72t+X0

八幡「って、ちょっ、一色っ!おまっ、なに勝手に俺のセリフ、アフレコしてやがんだよっ!!!!!」///

一色「…ちっ、バレちゃいましたか」 さして悪びれた風もなく一色がチロリと小さく舌を出した。

以下略



1002Res/596.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice