過去ログ - 吹雪「目覚めると、そこは如月ちゃんのパンツだった」
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908:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/17(金) 02:22:17.97 ID:e6qff4nkO
意味が分からない。
何を問わんとしているのか。

吹雪「私は駆逐艦です。それ以上でも、それ以下でもない」

以下略



909:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/17(金) 02:23:01.17 ID:e6qff4nkO
吹雪が言葉通りに側に寄ると、伊168は彼女の頬を優しく撫でる。

伊168「まーた……無茶、して」

伊168「ホント……喧嘩っ早いんだから」
以下略



910:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/17(金) 02:23:44.58 ID:e6qff4nkO
力無く落ちた手が、吹雪の服の縁を掴んだ。
何かを伝えたくて、そうしている。

伊168「吹雪は……まだ、嫌い――?」

以下略



911:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/17(金) 02:24:55.78 ID:e6qff4nkO
伊58は無理矢理、痛む体を起こして立ち上がった。
吹雪に向かって倒れ込むように掴みかかる。



以下略



912:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/17(金) 02:26:02.77 ID:e6qff4nkO
言って、彼女は吹雪の胸に倒れた。
息も荒い。急に動いたせいだろう。

背中にも、暖かさを感じて。

以下略



913:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/17(金) 02:26:46.93 ID:e6qff4nkO
トン、と心の奥を叩かれたようだった。

吹雪「――――」

伊168「ずっと、自分を責める人が、ずっと側に居たら、いずれ吹雪はもっと傷付いて」
以下略



914:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/17(金) 02:27:36.47 ID:e6qff4nkO
吹雪「で、でも――足りないんです。足りないから、やらなくちゃならない。足りないんですよ」

伊58「――足りないなら」

胸元からの声。
以下略



915:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/17(金) 02:28:43.07 ID:e6qff4nkO
ああ、ダメだ。
せっかく張り詰めていた物が零れ落ちていってしまう。
ちゃんと組み立てたのに、何とか保っていたのに、全部。

伊58「……優し過ぎるのも、問題でち」
以下略



916:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/17(金) 02:29:39.05 ID:e6qff4nkO
――――島郡、早朝

深く眠り込む二人より先に、薄明かりを感じて吹雪は目を覚ました。
鏡があれば、酷い顔の自分を見れるんだろうな、と一つ自嘲。

以下略



917:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/17(金) 02:31:07.93 ID:e6qff4nkO
吹雪「大丈夫です。無茶はしませんって……少し、囮になるだけです」

吹雪「やることは、そんなに変わりませんし、変えられません。でも」


以下略



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