358: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/14(火) 23:25:28.88 ID:bORNzi8VO
太郎丸の呼吸がしだいに弱まってきた。この幼犬の命が消えるまで、あと数分もかからないことは明白だった。
美紀の瞳から涙がこぼれた。涙は頬をつたい、手の甲におちた。彼女はそこで、自分が涙を流していることに気づいた。
359: ◆8zklXZsAwY[sage]
2016/06/14(火) 23:27:05.42 ID:bORNzi8VO
今日はここまで。
IBMの初登場なので、はつきって書きました。
360: ◆8zklXZsAwY[sage]
2016/06/14(火) 23:30:56.00 ID:bORNzi8VO
>>359
×はつきって→はりきって、でした。失礼。
361:名無しNIPPER[sage]
2016/06/15(水) 00:15:26.23 ID:r2sHxCB5O
乙
太郎丸…
362:名無しNIPPER[sage]
2016/06/15(水) 00:42:56.72 ID:7bxQgfTQ0
おっつ
太郎丸やるじゃねーか・・・
363: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/20(月) 23:39:19.07 ID:tnsF00K8O
ーー屋上
ザッ...ザッ...
364: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/20(月) 23:42:56.73 ID:tnsF00K8O
美紀「めぐねえも、太郎丸も、これでさみしくないですね」
永井「死んだらなにも感じないだろ」
365: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/20(月) 23:46:05.54 ID:tnsF00K8O
美紀「……昨日のことなんですけど」
永井「なに?」
366: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/20(月) 23:50:01.27 ID:tnsF00K8O
ふたりは屋上をあとにした。階段をおりているとき、永井は太郎丸について、疑問に思ったことを考えていた。
永井 (やつらに幽霊が見えたのはわかる。やつらももとは人間。やつらを始末するために発現した幽霊だから、視認ができるのもありえない話じゃない)
367: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/20(月) 23:53:32.88 ID:tnsF00K8O
廊下の端に学習机の残骸がおかれていた。永井はそのまま階段をおりつづけ、二階にむかった。
美紀「手伝いたいですけど……やめたほうがいいんですよね」
368: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/20(月) 23:55:32.16 ID:tnsF00K8O
ーー学園生活部
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