過去ログ - ゆき「亜人?」
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367: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/20(月) 23:53:32.88 ID:tnsF00K8O

廊下の端に学習机の残骸がおかれていた。永井はそのまま階段をおりつづけ、二階にむかった。


美紀「手伝いたいですけど……やめたほうがいいんですよね」
以下略



368: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/20(月) 23:55:32.16 ID:tnsF00K8O


ーー学園生活部


以下略



369: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/21(火) 00:02:22.29 ID:LyKVpolZO

永井「ああ、そうだ。シャベル借りてるぞ。まだ使うから、もうすこし貸してくれ」

胡桃「えっ? あっ、うん、いいけど……」

以下略



370: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/21(火) 00:03:09.99 ID:LyKVpolZO

永井「校庭にやつらがいないうちにすませたい作業があるからね。校舎にはいってきたやつらはあらかた始末したし、なるべく早いほうがいい」

由紀「えー、わたしもうおなかペコペコだよー」

以下略



371: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/21(火) 00:04:04.57 ID:LyKVpolZO

永井「回復したばかりだろ。まだ休んでろ」

胡桃「や、ほんともう平気だから。むしろ、なんかしないと落ち着かないっていうか、あたしもなにかしたいなって……」

以下略



372: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/21(火) 00:05:52.69 ID:LyKVpolZO

悠里「……永井君に謝るんじゃなかったの?」

胡桃「なんか、とっさに口にでちゃってさ」

以下略



373: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/21(火) 00:10:43.22 ID:LyKVpolZO

ーー地下一階・シャッター前


永井「きたか」
以下略



374: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/21(火) 00:12:25.43 ID:LyKVpolZO

胡桃「なんで、やつらがひとりもいないんだ?」

永井「僕が片付けた」

以下略



375: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/21(火) 00:13:23.41 ID:LyKVpolZO

永井「そろそろバケツがいるな」


永井は用意していた金バケツを穴に放りこんだ。作業は分業になった。胡桃が掘り、永井が土のつまったバケツを運んだ。思ったより重労働だった。繰り返しているうちに、腕が永井の意思に逆らってくるのがわかった。永井はここでようやく、心のなかで幽霊を罵った。
以下略



376: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/06/21(火) 00:15:31.32 ID:LyKVpolZO

今度は胡桃がめぐねえの頭を持つことになった。遺体に死後硬直はみられなかった。もっとも、いったいどの時点を彼女の死後と見なすかはだれにも分からないことではあった。胡桃は脚立をゆっくりと降りていった。めぐねえの頭をゆっくり穴の底に置き、脚立を降りてくる永井を手伝った。めぐねえの背中が穴底にくっつき、下半身は永井が抱えている状態になった。胡桃は頭のほうにまわり、肩を掴んで遺体を引っ張り、めぐねえが完全に横たわるようにした。


遺体の安置がおわった。永井は脚立をのぼって穴から出た。それから、遺体の頭のほうにいる胡桃が穴から出られるよう脚立を持ち上げて、移動させた。地面にあがった二人は、ふたたびシャベルを手にとった。穴を埋める作業は、それまでの重労働にくらべるといくらか楽な作業だった。不思議なことに土をかけているあいだ、時間が引き延ばされているような感覚が起こった。それは胡桃だけでなく、永井にも感じられた。それでも、作業はちゃんと終了した。
以下略



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