過去ログ - カズマ「これからずっとずっと一緒だからな」めぐみん「はい!」
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 02:52:09.51 ID:GoRYfftb0
「あ、あ…あああああああ!」
時間が止まった。
朝食をみんなで食べていた。その時間が止まった。
そいつは目の前に瞬間移動みたいに現れたと思ったら……え?涙?泣いてんの?こいつ?
「貴様なにものだ!」
俺たちの中で一番素早く動いたのはダクネスだった。
「気を付けて!そいつリッチーよ!!」
アクアも臨戦態勢だ!…………え?こいつなんて言った?リッチー?
ウィズといいなんでこうリッチーって巨乳が多いんだ!?そういう種族なのか!?
「ち、違うんです!話を聞いてください!」
そいつは涙を拭きながら言う。
あー、たぶん、また面倒な件だ。
絶対にかかわりたくない。かかわりたくない。よし、かかわらないでおこう。
でも、ここ俺の家だしなー、どうするかなーっと悩んでいると、呆然としていためぐみんがようやく動きを見せた。
「あ、あなた……。まさか……」
「うん。そうだよ。めぐみん」
そいつは俺の未来を……いや、一生を変える。とても重要な人物だった。
「実は未来から来ました。ゆんゆんです。その……お久しぶりです」
そいつは未来からとかバカみたいな事を言ってきた。
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2
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 02:53:55.48 ID:GoRYfftb0
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以下略
3
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 02:55:13.21 ID:GoRYfftb0
そんな二人を視界にいれながら考えていた。
こいつなんでわざわざ未来から来たんだ?
でも、それを聞くとまた面倒なことになりそうだしな……。
「ねえねえ、なんで未来から来たの?旅行?」
アクアが意気揚々として聞く。
以下略
4
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 02:56:12.88 ID:GoRYfftb0
「ふふっ。あはははははは」
ゆんゆんが急に笑い出した。
あ、あれ?そんな笑い方をする子……だったかな?といかちょっぴり泣いてるし。
ゆんゆんの涙に気付いためぐみんが心配そうに近寄る。
「ゆんゆん?どうしたのですか?お腹が痛いのですか?あれほど拾い食いをするなと散々注意していたというのに」
以下略
5
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 02:57:08.54 ID:GoRYfftb0
「では、今晩はご馳走にしましょう。まだ滞在するのでしょう?」
たぶん、俺と同じ事を考えていたんだろう。めぐみんがそんな事を言い出した。
こいつ、なんだかんだ友達想いだよな。
「ああ、そうしよう。せっかく来てくれたんだ。ご馳走にしようぜ」
せっかく遊びに来てくれたんだ。これくらいはしてやらないとな!
以下略
6
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 02:59:37.20 ID:GoRYfftb0
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7
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:01:26.01 ID:GoRYfftb0
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8
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:02:29.70 ID:GoRYfftb0
「それにしても、まさかゆんゆんが爆裂魔法を覚えるとは……」
「うん。ウィズさんに教えてもらったの。スキルポイントも余ってたし」
「なるほど……」
「それにしてもゆんゆんの爆裂魔法は凄かったな。めぐみん、負けてるんじゃないか?」
「なっ!?言ってはいけないことを言いましたね!」
以下略
9
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:04:23.55 ID:GoRYfftb0
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10
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:05:11.50 ID:GoRYfftb0
「だから、カズマさんにお願いしたいんです。
今後カズマさんの知り合いでリッチーになりたいという人がいたら止めてください。
リッチーになったら不幸になります。こんな……永遠のような命なんて……別に欲しくないんです。私が欲しかったのは別の……」
「はぁ……。ったく、なんでこう面倒な件ばかり俺に頼むんだよ」
以下略
11
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:05:56.45 ID:GoRYfftb0
「じゃあ、寝るから。おやすみ」
「あ、あのカズマさん」
「ん?」
「その……今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました」
「ああ、俺も楽しかったよ」
以下略
12
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:07:07.64 ID:GoRYfftb0
「そ、それは忘れていたから」
ようやくゆんゆんが口を開いた。
「忘れる?そんなわけないだろう。じゃあ、なんで『上級魔法を使う事は忘れていた』のに、ネタの『爆裂魔法を使う事は覚えていた』んだよ?」
「……」
「なにか反論はあるか?」
以下略
13
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:08:06.23 ID:GoRYfftb0
俺に抱き着いて泣いてくる、同世代くらいの女の子。
こういう経験が全然ない俺はどうしていいかわからなくて……。
わからないが、胸を貸すくらいはできる。
それくらいはできる。
以下略
14
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:09:18.30 ID:GoRYfftb0
俺は泣きじゃくってだんだん眼の光がなくなるめぐみんを−−−−強く……力いっぱい抱きしめた。
「お前はバカだ。確かにバカだ!でもな俺はもっと大バカだ。リッチーになろうとしたお前を止められなかった俺が悪い。
だからめぐみんだけが悪いわけじゃない!」
以下略
15
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:10:39.83 ID:GoRYfftb0
「なあ?過去を変えたら、未来はどうなるんだ?」
「……どうもなりません。ここの未来はここの未来です。私がいた所は平行世界的な扱いになって、なにも変わりません」
やっぱり、そうか。ここまではっきり言うということは、すでに試したんだろう。
「もう少しだけ、もう少しだけでいいから、このまま……お願いいます」
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16
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:11:19.28 ID:GoRYfftb0
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17
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:12:13.67 ID:GoRYfftb0
「な、なぁ、ゆんゆんに変身してたのは、変身魔法か何かか?いや、お前が爆裂魔法以外を覚えるなんて……」
「いえ、あれも神器です。実をいうと、アクアが借してくれて……」
「じゃ、じゃあさ、裸の巨乳のお姉さんとかに変身できたりするのか!?」
「……」
ひぃぃ!後ろにゴゴゴゴって文字が見えるんですけど!?
以下略
18
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:12:51.57 ID:GoRYfftb0
「あ、あの……その……」
「ん?」
「えーと……そのですね……」
「何モジモジしてるんだ?トイレか?」
以下略
19
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:13:30.96 ID:GoRYfftb0
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20
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:16:25.14 ID:GoRYfftb0
■エピローグ
私は帰ってきてしまった。
この残酷な世界……いえ、元の私の未来に。
以下略
21
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/03/19(土) 03:16:57.77 ID:GoRYfftb0
え?そんな……え?そんな……
なんで彼がそこにいるの?
その男はニマニマして意地汚く言ってくる。
以下略
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