過去ログ - 【ラブライブ!】ことり「恋宮殿に誘われ」海未「乙姫心で抱き締めて」
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61: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:06:46.13 ID:Iu0OxYCO0
ことり「…………涼しい……」


 ポツリと投げた呟きが、どこまでも続いていそうな海の底、宵闇の向こうに吸い込まれていく。
 私の声は海の果てまで届きそうで、誰にも届きそうにない。
以下略



62: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:07:12.89 ID:Iu0OxYCO0
「あ……」


 渡り廊下で佇んでいたら、向かいから歩いてきた龍宮の使いのヒトが小さく声を上げた。
 私の姿に反応したから、どこかでお世話になって面識があるのかもしれない。
以下略



63: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:07:42.23 ID:Iu0OxYCO0
「……す、すみません、失礼しました!」


 私の様子から何かに気付いたみたいで、大げさに頭を下げられちゃった。
 どんな応対をすればいいのかわからなくて呆然とするしかない。
以下略



64: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:08:16.48 ID:Iu0OxYCO0
―――――
―――



以下略



65: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:08:51.75 ID:Iu0OxYCO0

―――
―――――


以下略



66: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:09:18.46 ID:Iu0OxYCO0
 少しでも頭をスッキリさせたくて、部屋を出て洗面所へ向かった。
 朝の身だしなみを済ませても、まだまだ自分を取り戻せていない気分のまま、覚束ない足取りで宮殿内を散歩してみる。

 記憶を取り戻そうと昨日の出来事振り返れば、徐々に昨日の私の姿が脳裏に蘇ってきた。
 お昼に大宴会が始まって、お酒を飲んでから気分がふわふわして、とにかく楽しかった。
以下略



67: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:09:46.72 ID:Iu0OxYCO0
海未「昨日はよく眠れましたか?」

ことり「ん…………うん……ぐっすり、かな?」

海未「少々顔色が優れないように見えますが」
以下略



68: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:10:21.38 ID:Iu0OxYCO0
ことり(……昨日、そういう話を聞いたからかな)


 海未ちゃんが私のことを労わってくれるのは嬉しい……けど。
 一つ、気になることがあった。
以下略



69: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:10:52.75 ID:Iu0OxYCO0
ことり(海未ちゃんは……この人はそんなに忙しくしてるのかな)


 私はまだ海未ちゃんを知らない。

以下略



70: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:11:23.79 ID:Iu0OxYCO0
海未「どうしました? そんなに大急ぎで」

「本日の祭典の準備が滞っています!」

海未「……滞っているとは?」
以下略



71: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:12:16.17 ID:Iu0OxYCO0
海未「ことりっ」

ことり「はいっ!」


以下略



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