過去ログ - モバP「俺はまゆの望むことならなんだってするよ」
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◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/25(金) 01:03:23.91 ID:aY1hp5aj0
Aにスポーツドリンクを渡すと少し不機嫌そうに礼を言われた。
どうやらAは自主レッスンをしに来ていたらしい。
一応俺の仕事なので、Aの予定も完璧に把握していたのに、レッスンに来ていることを知らなかったのはそのためだった。
まゆとの間接キスを経験できたのもそのおかげだったかもしれない。
以下略
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◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/25(金) 01:05:48.70 ID:aY1hp5aj0
まゆが少し顎を引いて、こちらに頭を差し出すような形をとった。
俺はそれを見ると、パズルの最後のピースをはめるみたいに、それが当たり前で、あるべき形かのように、まゆの頭を撫でた。
さらさらの髪が俺の掌をくすぐった。
頭の曲線に合わせて撫でると、まゆがうっとりした表情を浮かべた。
以下略
34
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◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/25(金) 01:06:41.70 ID:aY1hp5aj0
そのまま部署へ戻り、仕事を再開した。
あれから30分は経ったというのに、胸の高まりは収まりどころを知らなかった。
心不全を疑いそうなほどだった。
戻ってきてから全く仕事に打ち込めないでいた。
以下略
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◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/25(金) 01:07:48.03 ID:aY1hp5aj0
なんとか今日やらなくてはいけない仕事をやり終えると、辺りはすっかり夜になっていた。
まゆはまだソファに座ってテレビを眺めていた。
モバP「…事務所の誰かに用事でもあるのか?」
以下略
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◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/25(金) 01:09:43.38 ID:aY1hp5aj0
短いけどこのへんで
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名無しNIPPER
[sage]
2016/03/25(金) 01:41:27.53 ID:Hhsw9+ifo
乙です
38
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名無しNIPPER
[sage]
2016/03/25(金) 20:05:17.06 ID:90F3ONHqO
遅ればせながら乙
39
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◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/26(土) 23:45:28.40 ID:x8ij2+5S0
今までの恋は、いつも受動的だった。
誰かに告白されて、好きな人のいない俺はたいして考えずにその告白を受ける。
デートだとか、キスだとか、恋人風なことを、その時の彼女がしたがることをするだけの中身のない恋愛だった。
しかも俺は相手を本気で愛してなどいない。
以下略
40
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◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/27(日) 00:02:16.33 ID:EdKWf1SO0
そんなことばかりぼんやり考えて仕事をし、土曜日になった。
もやもや考えている日々はやけに長く感じて、より疲れが溜まった。
集中力が欠けたせいで仕事のミスが少し増えて、余計な疲れも増した。
以下略
41
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◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/27(日) 00:03:57.80 ID:EdKWf1SO0
もうすぐまゆのレッスンが終わる時間だ。
いつも通り迎えに行くために席を立とうとすると、Aから声をかけられた。
「屋上にきて」と。
以下略
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◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/27(日) 00:27:44.59 ID:EdKWf1SO0
エレベーターを降りると、辺りは晴れ渡っていて、少し眩しかった。
屋上にきたのなんていつぶりだろうか。
(こんなところに連れてきて…なんのようなんだか)
以下略
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