1:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 00:14:20.15 ID:QspKbb+e0
【地の文有の二次創作ssです。さて、何の二次創作でしょう? 正解は後ほど】
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 00:17:13.93 ID:QspKbb+e0
燦々と太陽が眩しく輝く青空の下、閑散とした商店街の一角に、その髭面の男は立っていた。
見回す周囲の商店の入り口は皆一様に降りたシャッターで固く閉ざされ、髭面の男の足元には一般的なサイズのスポーツバックが唯一つ、ポツンと置かれている。
3:名無しNIPPER[sage]
2016/03/25(金) 00:17:53.21 ID:kn3X81ynO
エヴァだな
4:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 00:18:35.41 ID:QspKbb+e0
?「なっ、何だ? 何が起こった!?」
困惑する髭男の耳に続けて、空を切り裂くプロペラ音とズシン…ズシン…と何かを踏み締めるような、大きな音が鳴り響いた。
5:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 00:19:50.79 ID:QspKbb+e0
?「が……っ!?」
頭上から降り注ぐ戦闘ヘリの残骸と、ミサイル着弾の余波で砕けたコンクリートの塊にグシャ……っと見事に押し潰され、髭男は苦悶の声を上げた。
6:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 00:20:51.90 ID:QspKbb+e0
?(これは……夢か!?)
だとしたら、酷い悪夢だ……。そう現実逃避する髭男の視線の先に続け様に突如、自分に向かって爆走してくる1台の、青色のスポーツクーペ・アルピーヌ・ルノー・A310の車体が映りこんだ。
7:名無しNIPPER[sage]
2016/03/25(金) 00:21:09.23 ID:ffGUjG4oO
エヴァss主人公はゲンドウ
8:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 00:36:17.52 ID:QspKbb+e0
>>1はい、もうバレバレですが、【新世紀エヴァンゲリオン(新劇場版ヱヴァンゲリヲンは含まない)】の二次創作ssです。
一応、【愚か者達の贖罪の宴】というタイトル名があります。
9:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 00:42:03.71 ID:QspKbb+e0
>>1ゴメン「贖罪」じゃなくて「断罪」だった。
いきなり間違えた……OTL
10:名無しNIPPER[sage]
2016/03/25(金) 02:15:41.45 ID:7Se22Nag0
サイト投稿勢のお人か……
あのエヴァ二次小説の乱世は、クソの中に埋もれた宝を探すような状態だったからなぁ
まあ期待はしてる。完結頑張れ
11:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 13:03:07.88 ID:QspKbb+e0
?「まぁ〜ったく、なぁ〜んでこのわたしが、こんなことしなくちゃいけないのよ!?」
スラリと指の先まで細長く伸びたしなやか手でルノーの運転席のドアを開け放ち、腰元まで伸びた陽光に透けて金色の煌めく癖の無い髪を風に靡かせて、ひとりの見目麗しい女性がしゃなりと優雅にアスファルトの路上へと足を降ろした。
12:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 13:03:41.55 ID:QspKbb+e0
?「さてと……、“あれ”はいったい、どこにいったのかしら?」
一通り見渡す周囲に目的の“モノ”が見つけることが出来ず、彼女は徐にその瞳を閉じ、視覚以外の五感を未だ鳴り止まない爆風・爆音以外の僅かな物音・気配へと集中させた。
13:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 13:04:18.81 ID:QspKbb+e0
?「ああ、あった、あった」
ルノーの後輪に全身の半分以上を下敷きにされ、ビクンッ!ビクンッ!と痙攣する“それ”を発見し、彼女はルノーのトランクの奥から薄汚れた大きめの頭陀袋を引き出して、薄いビニールの手術用手袋をその両手にはめた。
14:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 13:09:52.36 ID:QspKbb+e0
>>10
書きこみ有難うございます。
本作のテーマのひとつはグロ&ギャグなので、コメディタッチで自身も楽しみつつ、完結を目指します。
15:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 18:16:51.24 ID:QspKbb+e0
?「なぁシンジ、本当に、奴等を放っておいて良いのか?」
眼下に臨む見苦しい光景、前方の巨大なスクリーンに映し出された巨大な生物と、それに成す術も無く一方的に殲滅される戦力にただ怒号を上げるだけの無能な男達の姿をあからさまに侮蔑して、青年は傍らの男【碇シンジ】に問い掛けた。
16:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 18:18:02.55 ID:QspKbb+e0
シンジ「ここでは【碇総司令】だよ、【鈴原副司令】」
そんな眼下の騒ぎなど事ともせず、その青年【碇シンジ】は傍らの青年【鈴原トウジ】に軽く肩を竦めて見せた。
17:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 18:18:48.31 ID:QspKbb+e0
シンジ「おやおや、どうやら漸く、N2地雷を使用する時間になったみたいだ」
トウジ「本当に、良いのか? 街がひとつ、消し飛ぶぞ?」
18:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 18:19:47.28 ID:QspKbb+e0
?「うっ……、此処は、何処だ…………?」
四方を鉄壁で囲まれた広い空間、薄暗い明かりに照らされた冷たい床の上で、その男は目を覚ました。
19:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 18:21:01.83 ID:QspKbb+e0
?「う……っ?」
?「む……っ?」
20:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 18:22:27.96 ID:QspKbb+e0
?『う……っ! ぐぐ…………っ!?』
よくよく周囲を見渡してみれば、床の上に倒れこんでいたのは男達3人だけではなかった。
21:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 18:24:14.18 ID:QspKbb+e0
?「何ーーぃ……っ!?」
と、突如、男達の集団の一画から、悲痛な驚嘆の悲鳴が響いた。
140Res/81.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。