過去ログ - ?「ムッ? 何だ、此処は!?」
1- 20
64:名無しNIPPER[saga]
2016/04/02(土) 15:02:26.90 ID:N2tp/f320

(……あぁ、そうだ………… 早く、早く、向かわなければ…………)

その先に“何”が待っているのか、“何”が自分を呼んでいるのか、それは全く分からない……

以下略



65:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:40:19.34 ID:yTtkFS+M0

(ああ…… 此処だ…………)

進行を再開してから暫くの間、老人の進行を妨げるものは無かった。

以下略



66:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:40:51.84 ID:yTtkFS+M0

(……っ!?)

額の中心に一本の角が生えた鬼の様な顔のその巨人を見た瞬間、老人は考えるよりも先にその巨人へと掴み掛った。

以下略



67:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:42:49.86 ID:yTtkFS+M0

ゲンドウ「……ぎ……、がぁ…………っ!?」

何ひとつとして支えの無いEVA初号機のエントリー・プラグの中、ぷかぷかとLCLの中を漂っていた六文儀は、これ以上無い最悪な状況で目を覚ました。

以下略



68:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:44:06.96 ID:yTtkFS+M0

(勝った……のか?)

左掌から伸ばした光のパイルに左頭部を貫かれた状態のまま壊れた兵装ビルの中に埋もれて動かなくなった初号機へと視線を向け、老人は外観からは何処にあるとも判別の出来ない小首を傾げ、気を僅かに緩めかけた。

以下略



69:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:45:10.75 ID:yTtkFS+M0

(っ!?)

理由が定かにならない嫌な予感に突き動かされ、老人が僅かに緩んだ緊張の糸を張り直そうとした次の瞬間、初号機の頭部に刺さったままの光のパイルが初号機の右手によって勢い良く手繰り寄せられた。

以下略



70:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:47:10.06 ID:yTtkFS+M0

(く……来るなーーーっ!!)

襲い来る鬼神の如きその姿に怖れを抱き、苦し紛れに貌から光条を放ちながら老人が強烈な拒絶の意思を示した瞬間、老人と初号機の間を隔てる八角形のオレンジ色に煌めく障壁が出現した。

以下略



71:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:50:56.57 ID:yTtkFS+M0

(や……止めろーーーっ!!)

初号機に殴られ、その光球【核】に徐々に罅が刻まれていく度に、老人の意識が、精神が、魂が深く昏い闇の底へと徐々に引き擦りこまれ始めた。

以下略



72:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:54:07.05 ID:yTtkFS+M0

――――と、初号機がその老人【第3使徒】の【核】を完全に砕き切った瞬間、残されたその肉体を中心に巨大な十字型の爆発が巻き起こった。

その爆風の直撃を受け、空高く舞い上げられた初号機が背中から兵装ビルの一棟に墜落し、その背骨を圧し折って活動を停止する。

以下略



73:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:56:03.12 ID:yTtkFS+M0

こうして、愚か者達の再演する最初の使徒戦の幕が下ろされた。



以下略



74:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 01:00:02.90 ID:yTtkFS+M0

>>1 やーーーっと、此処まで書き上げられました。

次の更新からは暫く、本作の設定を回収するために本編とは関連の薄いストーリーを続ける予定です。

以下略



140Res/81.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice