過去ログ - ?「ムッ? 何だ、此処は!?」
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69:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:45:10.75 ID:yTtkFS+M0

(っ!?)

理由が定かにならない嫌な予感に突き動かされ、老人が僅かに緩んだ緊張の糸を張り直そうとした次の瞬間、初号機の頭部に刺さったままの光のパイルが初号機の右手によって勢い良く手繰り寄せられた。

以下略



70:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:47:10.06 ID:yTtkFS+M0

(く……来るなーーーっ!!)

襲い来る鬼神の如きその姿に怖れを抱き、苦し紛れに貌から光条を放ちながら老人が強烈な拒絶の意思を示した瞬間、老人と初号機の間を隔てる八角形のオレンジ色に煌めく障壁が出現した。

以下略



71:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:50:56.57 ID:yTtkFS+M0

(や……止めろーーーっ!!)

初号機に殴られ、その光球【核】に徐々に罅が刻まれていく度に、老人の意識が、精神が、魂が深く昏い闇の底へと徐々に引き擦りこまれ始めた。

以下略



72:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:54:07.05 ID:yTtkFS+M0

――――と、初号機がその老人【第3使徒】の【核】を完全に砕き切った瞬間、残されたその肉体を中心に巨大な十字型の爆発が巻き起こった。

その爆風の直撃を受け、空高く舞い上げられた初号機が背中から兵装ビルの一棟に墜落し、その背骨を圧し折って活動を停止する。

以下略



73:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:56:03.12 ID:yTtkFS+M0

こうして、愚か者達の再演する最初の使徒戦の幕が下ろされた。



以下略



74:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 01:00:02.90 ID:yTtkFS+M0

>>1 やーーーっと、此処まで書き上げられました。

次の更新からは暫く、本作の設定を回収するために本編とは関連の薄いストーリーを続ける予定です。

以下略



75:名無しNIPPER[sage]
2016/04/06(水) 02:23:58.67 ID:Sgol+CBDO

次回もサービスな


76:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 23:41:47.05 ID:yTtkFS+M0
>>75
書きこみ有難うございます。

正直、ひとりでも読んでくださっている人がいることが分かると、励みになって嬉しいです。

以下略



77:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 23:42:48.23 ID:yTtkFS+M0

幾重にも深く降り積もった雪と、分厚い氷に地表の一面を覆われた凍てつく大地の世界。

年間を通して気温が氷点下より高くなることは少なく、太陽が時期によっては全く射さず、また時期によっては全く沈まない大陸の地表から遥か地下深い場所。

以下略



78:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 23:44:32.79 ID:yTtkFS+M0

「此れが、裏死海文書に記されていた【白き月】か?」

「本当に、このようなものが存在していようとは……」

以下略



79:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 23:47:20.10 ID:yTtkFS+M0

(【私】からでは無く、【彼女】から生まれし者達…… 【リリン】というのか…………)

単一個体で完成された形では無く、群体として遺伝子を、知識を、文明を次世代へと繋ぎ、発展していくことで常に進化する道を選んだ者達。

以下略



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