過去ログ - 【ごちうさ】チノ「ハッピー・シュガー・ライフ」
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7: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 20:49:10.76 ID:Nlo6ISTLo
「……ちょっと、かも、です」

「オッケー、あの二人の気は引いとくから、その内に二人ははぐれちゃった、ってことにしましょ」

さすがシャロさん。頭が回って空気の読める素敵な人です。
以下略



8: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 20:55:29.89 ID:Nlo6ISTLo
――私達の関係は、秘密。
だって、二人だけの秘密なんて、素敵だと思いませんか? ココアさん。

でも勘のいいシャロさんは気づきました。その時にちょっぴり、誇らしげに思ったのは確かです。
良いんです。二人の関係がみんなの知るところとなって、認められて。それもひとつの幸せの形ですから。
以下略



9: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 20:59:54.81 ID:Nlo6ISTLo
「ふあぁー、今日は疲れたけど楽しかったね! チノちゃん」

「ええ、とっても」

木の小物屋さん、食器屋さん、帽子屋さん。
以下略



10: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:03:51.86 ID:Nlo6ISTLo
――私達の関係は、秘密。

私達は、女同士。
世の中にはそれに理解のある人もいれば、理解のない人もいます。
心無い言葉を、軽はずみに使う人も。
以下略



11: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:06:05.52 ID:Nlo6ISTLo
―――

ココアさんと私が付き合って、もう三ヶ月が経ちます。ココアさんと過ごした時間は長く、濃密で。しかし、振り返ればあっという間の出来事のようにも思えます。

私は最近、時々不安になるんです。この世界は都合の良い夢ではないのか、本当の私は、ただのココアさんの友人でしかなくて……。
以下略



12: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:07:32.15 ID:Nlo6ISTLo
―――

時間は待ってはくれません。
青々と茂った木々さえも、その葉は鮮やかさを失い、土へと還ります。
半袖では少し寒さを感じるようになった頃。
以下略



13: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:10:06.23 ID:Nlo6ISTLo
「んー、まー、そーなるよね、無難に」

「私も進学かなー……マヤちゃんと同じ学校、行きたいなっ」

「え、えー? 私も、だけど……メグとは頭の差が……」
以下略



14: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:15:40.19 ID:Nlo6ISTLo
―――

「おっ、何書いてんだチノ?」

「進路調査です」
以下略



15: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:20:31.37 ID:Nlo6ISTLo
「休憩にしましょう……ココアさん、一緒にコーヒーいかがですか」

「わーい! チノちゃんのコーヒーだ!」

「……ちょっと、飲みながら聞いてください」
以下略



16: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:23:27.79 ID:Nlo6ISTLo
「その、私は」

引かれ、ないかな。

「早く一人前になりたい……お店を出せるくらいに。そしっ、そし、たら……あなっ、たをっ……」
以下略



17: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:27:43.99 ID:Nlo6ISTLo
―――

「よし、こんな感じですか」

お風呂上がりにばばっと書き上げた進路調査。
以下略



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