過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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32:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 22:01:38.39 ID:stipOQWj0
「ダンスレッスンとか、結構厳しいぞ。それに、ステージ衣装は布を何枚も重ねて作られているものもあるから、見た目以上に重量がある。それでも大丈夫か」

「ううん。体力には自信ない」

「じゃあ、自分の歌唱力には自信あるか? 音楽の経験は?」

「よくカラオケは行くけど、音楽の経験と言えばそのくらい」

 要はド素人というわけだが、別段珍しくもない。とりあえずダンスとボーカルの両方をテストしてみたが、歌唱力には見るべきものがあったものの、その他は想像通りの技倆だった。
 しかし慶は、北条加蓮という少女は、アイドルとして上手くいくのではないかと思った。
本人は努力家タイプではないと明言していたが、慶から技倆の拙さを指摘された時、意外に悔しそうな顔をしたからだ。
 
 やり方は俺が指示する、後は君のやる気次第だ、どうする、と聞いたら、頑張る、という返事が返ってきた。
 その日から、慶は北条加蓮の担当プロデューサーになった。



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