過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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80:名無しNIPPER[saga]
2016/04/02(土) 22:56:40.85 ID:zCk6PcLr0
 慶は、先般の会議で美城常務が方針発表した際、シンデレラプロジェクトのプロデューサーが、常務に楯突いたことを思い出した。
 彼は世渡り上手というわけではなく、弁が立つわけでもない。しかし、仕事に対しては誰よりもひたむきで、常務もそんな彼を高く評価しているはずだ。

 やはり、分断策というのは穿ちすぎだろう。美城常務は、会社の利益を考慮しなければならぬ立場である。成長著しいプロジェクトを、わざわざ潰すような真似はするまい。ただ、彼女自身のプライドの高さゆえに、彼に強く当たっただけのことだろう。
 そして常務が渋谷凛、アナスタシア両名をクローネのメンバーに選出したのは、二人が持つ何かを見出したからに違いない。

 慶は益体も無い妄想を止めることにし、椅子に深く座り直した。
 渋谷凛、北条加蓮、神谷奈緒の三人がユニットを組んだら、どんな化学反応がおきるだろうか。
 ユニット名はどうしようかと考えだしたとき、慶は皮算用している自分に気づき、思わず苦笑した。まだ、あの三人でユニットが組めると決まったわけではないのだ。



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