過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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91:名無しNIPPER[saga]
2016/04/05(火) 19:33:20.18 ID:yG+egbPm0
「……ありがとう。君にはいつも助けられているな」

「いえいえ、美城常務の御為ならば、この程度のことは造作もありません。しかし……」

 そこで男は言葉を切った。その沈黙には、何かを期待するような気配が感じられる。

「約束は守る。関連会社の役員のポストは、ちゃんと用意してある。私の念書も、数日中に送ろう」

「その言葉を聞いてようやく安心できますよ」

 男の安堵を感じ取ると、美城常務は更に労いの言葉をかけた。

「決して日の目を見る仕事ではないが、これからもよろしく頼む、“清川君”」

「とんでもございません。全ては、“美城常務のお好きなように”……それではまた……」

 清川武大との通話を切ると、美城常務はアイドル事業部の今後について思案した。



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