過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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92:名無しNIPPER[saga]
2016/04/05(火) 19:34:01.28 ID:yG+egbPm0
 アメリカから帰国した後、346のアイドル事業部の舵取りをすることになったわけだが、自分は思い切った方針転換を行ったと、美城常務は思った。
 346の社内を視察して、真っ先に目についたのが、社内の中世的停滞だったからだ。
 働いている者の殆どに、346は老舗で大手だから大丈夫だという楽観があった。
 このままでは、数年後には他のプロダクションに追い抜かれる。そう感じた美城常務は、自分が憎まれ役になろうとも、社内に蔓延る弊風を一掃する覚悟を決めた。

 数十年にわたって、スポンサーとなっている西門製薬は、346プロダクションにとって心強い味方である。
 しかし、時代の変遷と共に、西門の意向を忖度しなければならないことも増え、このままでは業務に柔軟性が喪失されると思った。
 一新しなければならないのは、何も社内に限った話ではない。この際、社外に積もった塵埃も払い落とすべきだろう。



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