過去ログ - 南方棲戦姫「アナタ、テイトクガホシクナイ?」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/29(火) 22:23:22.60 ID:TB7AdEEC0
それでも、第一艦隊の面々はさすがに歴戦の勇士だけあり、

状況を飲み込むのも早かった。

しかし、味方が、しかも敬愛する提督が包囲され、

今まさに玉砕しようとしているという事実は冷静な判断力を奪っていた。

第一艦隊の面々は司令を無視してショートランドの救援へ向かうことを決断した。

敵は圧倒的多数であり、いくら第一艦隊といえども勝機はないように思えた。

だが、来るはずがないと思い込んでいた第一艦隊の出現により敵は浮き足立ち奇跡的に戦況は拮抗、

敵味方入り混じった混戦となった。

それでも既に泊地は敵の攻撃により無残に破壊されており、提督の生死は不明となっていた。

その中で一人の艦娘が敵を突破し泊地へ到着、提督の執務室を目指し駆けていた。

彼女は他の多くの艦娘と同じように提督のことが好きだった。恋い焦がれていた。

どうにかして提督を助け出し、共にトラックへ撤退しようとしていた。

提督を失うことに耐えられそうもなかったのだ。

そこら中に無残に打ち捨てられている陸軍兵士や海軍陸戦隊の屍がさらに彼女の焦燥感を増長させた。


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