過去ログ - 大石泉「笑顔の性質」
1- 20
1: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/04/06(水) 00:09:52.04 ID:euOV6e0mO

ある日の昼下がり。

事務所の一室で、俺は近々アイドルたちに受けさせる予定のオーディションの資料をチェックしていた。

「……ふう」

部屋にいるのはもうひとり。少し離れたところにあるソファに座って、大石泉が愛用のノートパソコンとにらめっこをしていた。

カタカタと小気味よく鳴るキーボードの音と、書類がぺらぺらとめくれる音。あとは時々お互いの息遣いが聞こえるくらいで、とても静かな時間だった。
この時間はいつも、誰かしら元気な子がいることが多いので、こういう状況はなかなかに珍しい。

「………うーん」

そして、静かな空間だからこそ、泉が時折悩ましげにうめいていることや、いつもよりキーを叩く速度がゆっくりなことがよくわかった。


SSWiki : ss.vip2ch.com



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
15Res/11.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice