149:名無しNIPPER[saga]
2016/04/24(日) 23:17:49.36 ID:+7NlXydio
「……どした?」
「いえ、べつになんでもないですよ?」
とてもなんでもないようには見えない顔でるーは笑った。
……いや、まあ、言いたいことは分かるんだけども。
べつに俺だって、夢のことが気になったからっていう理由でるーを呼んだわけじゃない。
気になったのは本当だけど、それは目的の半分よりずっと少なくて。
ただ、なんとなく、会いたかったからなんだけど。
「……昨日は、ありがとな」
「え?」
「看病しにきてくれて」
「あ……いえ、べつに、それはぜんぜん」
何を話したらいいかわからなくて、つい用件ばかりを口に出してしまっただけで。
だからって、まさか会いたかったから呼びましたなんて、照れくさくて言えないし。
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