過去ログ - シンジ「僕はまた、ゲッターロボに乗ります」【エヴァ×チェンゲ】
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1: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 13:50:19.41 ID:Ou5Nz1w70

・もちろん他のスレとは全く関係ありませんが、新世紀エヴァンゲリオンと真ゲッターロボ世界最後の日の
クロスオーバー作品は多数存在するので、その中でも「いっそシンジ以外全員チェンゲの登場人物だったら」
という一つの可能性の話です。最後まで書き溜め済。
・TV版と漫画版を軸に旧劇場版の話をプラスしています。新劇場版は無し。
・他のエヴァゲッターssが竜馬メイン多めなのに対し、こちらはまたゴウメインです。
・シンジがケイ、ゴウが綾波の立場なのでヒロイン不在。なので結構暑苦しい。
・二つの世界の整合性を取るため結構無茶なキャラ崩壊設定が多いです。他作品のパロディもオマケ程度にあり。
・ご都合主義。







昼 道路
シンジ「ちぇっ……電話も駄目かあ。電車も止まって、足止め食らっちゃったなあ」

シンジ「久しぶりに父さんに会えると思ったのに。まいったナ、戦いなんてなければいいんだ」ハァ

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2: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 13:52:33.89 ID:Ou5Nz1w70
時に、西暦2015年。

シンジ「……?」

地球から四季という概念がなくなり、長い冬が始まって十三年が経った頃。
以下略



3: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 13:54:43.92 ID:Ou5Nz1w70
昼 町の中

シンジ「わっ!」バッ

弁慶「シンジ、待たせたなッ!」ガチャッ
以下略



4: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 13:57:16.87 ID:Ou5Nz1w70
シンジ「特務機関ネルフ?」

弁慶「ああ、国連御用達の非公開組織だ」ブロロロロ

シンジ「父さんはここでゲッターロボのバックアップをしてるんだね」
以下略



5: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 13:58:42.92 ID:Ou5Nz1w70
昼 ネルフ内

軍の高官1「今から本作戦の指揮権は早乙女博士、貴方に移った」
軍の高官2「インベーダーの弱点が、奴ら自身のエネルギーであるゲッター線の過多照射であることは周知の事実」
軍の高官1「しかし従来のゲッターロボ、ゲッターロボGはやはり『例の機体』の一部に過ぎない」
以下略



6: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:00:22.66 ID:Ou5Nz1w70
ゲッター線による土地の汚染は地球寒冷化、環境破壊の他インベーダーを呼ぶ原因にもなる。
だが、町を破壊するインベーダーを倒すためにはゲッターロボを用いなければならない。
それが正義のためとは言え、破壊された時に汚染が広がるような兵器は人々にとって畏怖の対象でもあった。


以下略



7: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:02:32.14 ID:Ou5Nz1w70
弁慶「おう、隼人か」

そんな二人の前に現れたのは、先ほどまで博士の隣にいた神隼人だ。
現場指揮を任されたネルフ総司令兼ゲッター線の研究者であり、そして弁慶とは旧知の仲らしい。
施設内を先導するために迎えに来たようだが、彼の顔にある傷を見てシンジはおたおたを頭を下げた。
以下略



8: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:05:02.63 ID:Ou5Nz1w70
昼 真ゲッター2前


バサァッ

以下略



9: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:07:34.15 ID:Ou5Nz1w70
早乙女博士「もう遅い。人類には時間がないのだ。
さあシンジよ、ゲッターに乗りインベーダーと戦うのだ!!」ハーッハッハッハッハ!!

彼から告げられた真実に、シンジはショックを受けその場でうつむき動けなくなってしまった。
世界の行く末に関わる人物の息子だなんて、十四歳の少年にとっては重すぎる事実だ。
以下略



10: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:08:49.57 ID:Ou5Nz1w70
弁慶「シンジ……」クッ

シンジ「父さ……」

シンジの中で、武蔵との、弁慶との思い出が博士に崩されていくような気がした。
以下略



11: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:10:26.30 ID:Ou5Nz1w70
シンジは義父の体を見て、眉を引きつらせた。
はだけたジャケットから覗く包帯は、今人類が晒されている脅威をまざまざと語っていたからだ。

シンジ「あ、ああ……父さん。いや、僕の父さんは、僕の父さんは……!」

以下略



12: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:11:22.40 ID:Ou5Nz1w70

だが、いつまで経っても衝撃はこない。

シンジ「…………、あ、あれ? 痛くない……」パチ

以下略



13: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:12:27.83 ID:Ou5Nz1w70
シンジ(ち、違う。どうしてこの人を見てそう思ったんだろう。姉さんはもっと女性らしい人だったのに)ハッ

シンジ「君、こんなに怪我してる! まさか、僕を守ったせいで」

ゴウ「シンジ」
以下略



14: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:13:25.10 ID:Ou5Nz1w70
シンジ「そんな体で動いちゃ駄目だ! そんな……!」

シンジはグッと息を飲んだ。ゴウも弁慶も傷ついている、そして全員、シンジに期待している。
やるしかない。

以下略



15: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:14:44.52 ID:Ou5Nz1w70
シンジ、ゴウ、そして弁慶は真ゲッターロボへと搭乗した。だが今万全の状態で戦えるのはシンジしかいない。

シンジ(逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ……! 姉さん、武蔵父さん、僕は)

隼人「真ゲッターロボ、発進!!」
以下略



16: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:15:51.32 ID:Ou5Nz1w70
だが、真ゲッター2の足がインベーダ―によって絡み付かれた。
脱出しようにも四肢を束縛され、装甲が破壊されていく。

シンジ「ひっ……そんな、一体どうすればいいんだ!!」ガチャッ

以下略



17: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:17:05.50 ID:Ou5Nz1w70
シンジ「そんな、動いてよ! ゲッター!!」ガチャッガチャッ

弁慶「落ち着け、シンジ!」

シンジ「このままじゃやられちゃうよ! 父さん! 嫌だ、誰か助けてよ! 父さん! 父さん!」
以下略



18: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:18:29.44 ID:Ou5Nz1w70
何を訳の分からんことを、と言いたくはなったが今のシンジにその余裕はなかった。

シンジ「僕の、全て……?」

目を閉じ、意識をゲッターへと集中させる。
以下略



19: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:19:45.19 ID:Ou5Nz1w70
シンジ「!!」ハッ


気が付けば。シンジは病室の中で、一人横たわっていた。
知らない天井を見上げ、自分が何をしていたのか、どうしてここにいるのか、混乱したまましばらくぼんやりとする。
以下略



20: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:21:53.95 ID:Ou5Nz1w70
弁慶「喜べシンジ、今日から俺と一緒に暮らすことになった!」

シンジ「ほんと!? 嬉しい、もう離れ離れじゃなくていいんだね!」グスッ

ふと、シンジはゴウのいた場所を見た。いつの間にか彼は姿を消していた。
以下略



21: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/04/07(木) 14:24:30.63 ID:Ou5Nz1w70
シンジ「…………」クッ

シンジは早乙女博士から目を逸らした。
まだ何もかも信じられず、そして博士の思惑など何も分からなかったからだ。
自分から乗ると言ったとはいえ、戦いの恐ろしさを知り嫌になる気持ちもある。
以下略



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