過去ログ - モバP「二兎追い人の栞」
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24:名無しNIPPER[sage]
2016/04/10(日) 23:36:32.61 ID:swX4HZ2so
待ってた
いやーほんと嬉しいわ
のんびりでもいいから最後までいってほしい


25:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 05:55:23.78 ID:MHSs4Pr70
おお、おかえりなさい!
たまに過去作を読み返す位大好きなシリーズだけに、再開を待ち侘びてました
時間掛かっても良いので、完走までどうか頑張って下さいませ


26:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 05:58:27.87 ID:OfnD3pHj0
久々だな待ってたぜ
今作はもちろん次作も今から楽しみ


27:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 08:32:11.56 ID:OnLIU9s70
待ってた



28:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 22:23:11.30 ID:ea8+5bEAO
待ってたかいがあるってもんだぜ!ちょっと過去作読み直してくるわ!


29:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 23:53:23.31 ID:vT+T580eo
また楽しみが増えてしまった


30: ◆m03zzdT6fs[saga]
2016/04/12(火) 22:46:12.13 ID:k7FwQOIQo
□ ―― □ ―― □


「今回の経済コラム、読ませてもらったよ。良くできてる、まあ誤字とか、表現の一部はこっちで変えさせてもらったけどね。確認してくれるか」

以下略



31: ◆m03zzdT6fs[saga]
2016/04/12(火) 22:46:48.76 ID:k7FwQOIQo
(ここまで褒められるほどのものじゃないと思うんだけどね……)

 内心そう思ったところで、ニコニコ顔の編集長に言うわけにもいかず、僕は受け取ったタブレットから自分の書いたコラムを読み始める。

 書いていることは他愛もないことだ。僕の知っていること、本を読んで知ったことを、つらつらと書き連ねただけ。円安だとか、原油価格だとか。専門家からすれば、何をいまさらな内容で。
以下略



32: ◆m03zzdT6fs[saga]
2016/04/12(火) 22:47:16.71 ID:k7FwQOIQo
『……はい、これで問題ありません。すみません、いつもお手数をおかけして』

「なに、こういうのが編集者の醍醐味だからね。全く校正の必要がないなんて、それこそつまらん。俺の存在意義を奪わんでくれよ、はっはは」

 タブレットを返しつつ僕が言えば、編集長は酷く上機嫌な様子でそう返す。それに、僕は苦笑というか、愛想笑いというか、なんとも微妙な笑みで返しながら、稿料と書類の入った封筒の中身も確認せず、リュックに突っ込んだ。
以下略



33: ◆m03zzdT6fs[saga]
2016/04/12(火) 22:47:44.75 ID:k7FwQOIQo
『ええと、特には。……変わり種っていうのは?』

 僕が訝しむような表情をしていると、編集長は少し笑って、

「はは、そうびくつかんでもいい。マグロ漁船に乗せようってんじゃないさ。実は俺の古い友達が最近妙なことを始めてね」
以下略



34: ◆m03zzdT6fs[saga]
2016/04/12(火) 22:48:21.67 ID:k7FwQOIQo
「まあ、正直俺も良くわからん。いつも突然連絡が来て、やれこういうものはないのかだの、それこういう奴はいないのかだの、ごり押し千万でね」

 今回も数日前にいきなりこのメールが来て、もうてんやわんやさ。そう、編集長は困ったように、しかし嬉しそうに言った。まるで、頼られることがとても嬉しいことのように、だ。

 正直、気乗りはしなかった。なんだか、自ら台風のただ中に突っこんでいくようなものだと感じている。それでも――なぜか、引き受けたほうがいいような気が、していたのだ。
以下略



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