過去ログ - ナターリア「夢をこの手に掴むんダ!」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/04/16(土) 18:00:19.24 ID:x5vD+l8H0
そう考えて戻ってきたはいいものの、そこはいつもの喧騒が嘘のように静まり返っていた。
確かに今日は休日、しかもレッスンはまだまだ先の時間帯ではあるが、平時であれば既に数人が集まって騒いでいるはずである。
誰もいないのかと辺りを見回してみると、真剣な眼差しで机に向かっている人物を発見した。
以下略
3
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/04/16(土) 18:02:04.98 ID:x5vD+l8H0
ナターリアは難しい顔をしながら手に持った小さな本を読み進めているが、
時折思い出したかのように手元に置いてあるもう一冊の分厚い本をパラパラとめくり、
そばに置いてあるノートになにやら書き込んでいるようだ。
以下略
4
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/04/16(土) 18:06:02.22 ID:x5vD+l8H0
「悪いナターリア。驚かせちまったな」
「ううん、大丈夫だヨ。オハヨウ晴!いや、もうコンニチハなのかナ?」
以下略
5
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/04/16(土) 18:08:58.20 ID:x5vD+l8H0
合点がいき一人満足する晴を余所に、どこか険しい表情をするナターリア。
どうしたことかと不思議に思う晴の心中を察してか、彼女はその理由を語り始めた。
以下略
6
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/04/16(土) 18:11:11.96 ID:x5vD+l8H0
「それならさ、オレが教えてやるよ」
「エ?本当カ!?」
「おう。って言ってもオレが読めるところだけだけどさ。
以下略
7
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/04/16(土) 18:11:55.96 ID:srYnR2Ka0
晴ナタ…!
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/04/16(土) 18:13:20.46 ID:x5vD+l8H0
本来読書などはあまり好まない晴ではあったが、いざ読み始めてみるとなかなかに引き込まれる内容だったこともあり、
それなりにこの状況を楽しんでいるようだった。
そうしてしばらくの間二人の奇妙な読書は続き、本を半ば読み終えたかというところで、晴はふいに浮かんだ疑問を口にした。
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/04/16(土) 18:16:32.69 ID:x5vD+l8H0
「でも勉強なんてしなくても、ナターリアは結構日本語理解できてるだろ?
なんで改めて勉強しようなんて気になったんだ?」
「ンー…この前イベントに出たとき、台本があまり読めなくてナ……
以下略
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/04/16(土) 18:20:24.62 ID:x5vD+l8H0
ナターリアは熱気冷めやらぬ様子でアイドルへの情熱を語り続ける。
アイドルへの理解や興味など無いままにこの業界に入った自分との違いに、晴は少しばかりの嫉妬を覚えた。
今の仕事は嫌いではない。むしろ嫌いではないからこそ、
以下略
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/04/16(土) 18:23:29.50 ID:x5vD+l8H0
「そういうもんなのかな……いや、そういうもんなんだろうな。
悔しいけどアイツはなんだかんだでいい感じにやってくれてるし、アイツのプロデュースでもっとカッコよくなれるんならそれでいいしな。」
「ハルはどんどんカッコよくなってるゾ。
以下略
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