過去ログ - 幸子「ドリーム・ステアウェイ」 みく「イントゥ・ヘル」
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57
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名無しNIPPER
[sage]
2016/04/26(火) 20:43:15.49 ID:7Zhitbfd0
雑なCGなんだよ、それか肝心なところは暗くて見えない。
58
:
テラフォーマーズ的黒塗路線もありかもしれない
◆.nnFO3p0tfz9
[saga]
2016/04/27(水) 01:19:51.55 ID:pZ1nV2hYO
『人体の七割以上は水である』とは、分かりやすい比喩のようなものであるが、この時は。
城ヶ崎美嘉の体が、コンクリートの上に落下した時は、比喩をそのままに受け取る事が出来ただろう。
落下音は、濡れた布をはたく音に近かった。べしゃ、と言おうか、ぐしゃ、と言おうか――そして人体は弾む事なく、コンクリートに衝突した勢いで、一部が崩れて張り付いたのだ。
城ヶ崎美嘉にとって幸いだったのは、もはや痛覚など機能していなかった事。内臓が破裂して血を顔面から噴き出しながらも、彼女は痛みを感じていなかった。
仰向けに倒れ、空を見上げながら、彼女の目に映るのは遠い過去の記憶。
以下略
59
:
テラフォーマーズ的黒塗路線もありかもしれない
◆.nnFO3p0tfz9
[saga]
2016/04/27(水) 01:20:33.89 ID:pZ1nV2hYO
「……苦しむわよ」
警告は一度きり、答えさえ待たず、楓は歌≠――己の総身、全霊を以て、ただ一人に鎮魂歌≠捧げる。
落下の衝撃で破れた肉と皮膚が、表面上は塞がり、喉に開いた傷も閉じて、美嘉の顔に生気が戻り――
以下略
60
:
◆.nnFO3p0tfz9
[saga]
2016/04/27(水) 01:21:39.02 ID:pZ1nV2hYO
四階廊下での戦闘で受けた干渉≠ヘ、あいが楓の視界から外れ、十分に時間が経過した事で、既に効力を失っていた。四肢には力が戻り、決して飛びぬけたものではない彼女の力だが、落涙尽きぬ楓の腕を押さえるには、過ぎたる程であった。
「もういい、貴女にそんな顔をさせてまで、続ける戦いではないでしょう……」
楓の両目を手で覆い隠し、東郷あいは首を振る。
以下略
61
:
◆.nnFO3p0tfz9
[saga]
2016/04/27(水) 01:22:54.02 ID:pZ1nV2hYO
次回、書こうと思って書き忘れてた事に今気づいた種明かし回。幸子はかわいい。
62
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/04/27(水) 10:21:04.36 ID:5JV3/ZGO0
ゲームオブスローンズみたいな有料放送ならヘーキヘーキ
おつ
63
:
◆.nnFO3p0tfz9
[saga]
2016/04/28(木) 02:53:56.17 ID:QpcqwhoJO
それから――時間としては、ほんの数十分後の事。
校舎には人の気配が戻り、部活動に興ずる者の熱気、学業に励む者の熱意、友人と他愛無い時間を過ごす者の穏やかな声に満ち満ちていた。
輿水幸子は、人目の無い校舎裏に、前川みくと――東郷あいを連れて佇んでいた。
「見事な戦術だった、幸子君」
以下略
64
:
◆.nnFO3p0tfz9
[saga]
2016/04/28(木) 02:56:36.24 ID:QpcqwhoJO
「……怖い筈だと、思ったからです」
「ほう……怖い。私がかい、それとも君が? 君は十分に愛らしいが、恐怖を覚える外見ではないな」
戯れの軽口も耳に入らないかのように、幸子は視線を校舎――その屋上へ真っ直ぐに向けたまま、言葉を続ける。
以下略
65
:
◆.nnFO3p0tfz9
[saga]
2016/04/28(木) 02:58:22.50 ID:QpcqwhoJO
――同時刻、校舎の屋上にて。
その二人は、地上から見上げてくる視線を受け止め、真正面から睨み返していた。
たとえ百万の軍在りとても、決してその目を背ける事は無いのだろう、果ての知れぬ強靭な意思を持った眼光が、四つ。
感情の色は、何であろうか。
以下略
66
:
◆.nnFO3p0tfz9
[saga]
2016/04/28(木) 03:00:52.19 ID:QpcqwhoJO
休憩。ちなみにまるで無関係な気がしないでも無い前日譚がこれ。
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