過去ログ - 【モバミリクロス】 双葉杏は、お姫さまになる
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1: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2016/04/25(月) 18:17:39.51 ID:B71wnz440

 ※ このSSには、オリジナル設定やキャラの崩壊が含まれます。
 
 また、この作品はこちらの「【モバマスSS】双葉杏、王さまになる」からの続き物です。
 ex14.vip2ch.com

===11.「サンセット・ララバイ」

 夕暮れ時、ビルの向こう側へと沈んでいく夕陽が、開きっぱなしにされた玄関をオレンジ色に染め上げる。
 オレンジの光と、影が同時に住む世界。小さなスーツケースと鞄を持って、きらりはそこに立っていた。

「荷物は、それだけ?」

「うん……かさばる物はあらかじめ、全部運んじゃったから」

「そっか。まぁ、忘れ物があるなら、いつでも取りに来れば良いだけなんだけどさ」

「うぇへへ、そうだねぇ。それじゃあ、今までお世話になりましたー☆」

 そうしてきらりが、見送る私にぺこりと頭を下げるから、一応私も、それに応えて。
 頭を上げると、彼女はポケットから一本の鍵を取り出していた。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/25(月) 18:21:29.28 ID:B71wnz440
 
「それからこれも、お返しします! きらりがこのまま持ってても、しょうがないでしょー?」

 バカに明るく、きらりが言う。それは、一緒に暮らし始めた時に彼女に渡した、この家の鍵。
 でも、私は受け取ったその鍵を、再びきらりに差し出して。
以下略



3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/25(月) 18:22:04.93 ID:B71wnz440
 
「うみゅ……きらりがいなくても、お菓子ばっかりじゃなくご飯も食べて、お部屋のお掃除もするんだよぅ?」

「うん」

以下略



4: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/25(月) 18:24:43.04 ID:B71wnz440
===

 ――事務所に所属した私がまず最初にやった事。それが、身の回りの身辺整理。

 プロデューサー曰く、「火の無い所にも煙を立てる」という無茶を平然とやってのけるのが、
以下略



5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/25(月) 18:25:50.88 ID:B71wnz440
===

 こうして、私ときらりは別々の場所で暮らす事になった。

 彼女と一緒に過ごしたのは、僅か一ヶ月と少しの間だけだったけど、
以下略



6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/25(月) 18:26:19.19 ID:B71wnz440
ここまで。


7:名無しNIPPER
2016/04/25(月) 19:05:21.92 ID:Bkuj+0/dO
56 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/23(土) 00:06:17.33 ID:2vN2clFz0
メモで書いてるから55までレスきてるとは思ってもみなかったwwwww
はえーよw

提督「ほら、間宮券だ」
以下略



8:名無しNIPPER
2016/04/25(月) 23:10:37.85 ID:mzE9F7rJO
これは偽物
www.asyura.us


9:名無しNIPPER[sage]
2016/04/26(火) 01:31:10.39 ID:3oA9iCmI0
頑張れ!期待してるよ


10:名無しNIPPER[sage]
2016/04/26(火) 13:48:26.97 ID:pNWU0nmyO
>>8
グロ


11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:21:11.50 ID:tWX+l71Z0
===12.「レッスン、しましょ♪」

「おい双葉……お前さん、何を事務所に持ってきとるんだ? ここは一応、お仕事をするところだぞ」

「何って、見ればわかるでしょ? このうさぎのぬいぐるみを持っていると、私の可愛らしさが二割増しになるのだ」
以下略



12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:23:54.35 ID:tWX+l71Z0

 私がなおも反論しようとすると、それを止めるようにプロデューサーが私達の会話に割って入った。
 
 まったく、この「先輩」は本当に可愛げがない。

以下略



13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:26:34.70 ID:tWX+l71Z0

「うっ、だ、だって……あれには自分自身が一番驚いてるっていうか。あんなにもダンスがきついなんて思わなくってさ……」

「だがな、せめてデビューするまでには二曲、休憩をとるとしても三曲は通せるぐらいの体力をつけて貰わないと。

以下略



14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:30:48.98 ID:tWX+l71Z0

 ふむ。さっきは突然何を言い出したのかと思ったけれど、これは中々悪くない話である……けど。
 
「あのさ、後でやっぱりこの話は無しでしたとか、そういう事は言わないよね?」

以下略



15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:32:27.53 ID:tWX+l71Z0
===幕間劇4.「桃子『先輩』」

 ――杏が出て行った「第二企画室」。

 桃子は読んでいた本を棚に戻すと、杏のいなくなったソファに腰を下ろす、プロデューサーに声をかける。
以下略



16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:34:03.26 ID:tWX+l71Z0
 
「なら、デビューするまでの間にはもう二十回もレッスンをする時間が無いって事も、一緒に言ってあげなよ。
 ホント、人の乗せ方がずるいんだから」

「はははっ、まさか俺も、あんなにすんなりと信じてくれるとは思わなくってさぁ。
以下略



17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:36:03.39 ID:tWX+l71Z0

「ホント……そういうところがずるいんだよ」
 
 ポケットから取り出した飴を咥え、プロデューサーが言う。
 
以下略



18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:36:37.31 ID:tWX+l71Z0
ここまで。


19:名無しNIPPER[sage]
2016/04/27(水) 20:52:58.77 ID:cfGC5kSDo
乙期待

ここの先輩は765に巡り会わなかった代わりにPに出会ったのかな


20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/30(土) 01:05:29.26 ID:mamu2Aoa0
===13.「アプリコット&ピーチ」

「――でさ、私はまんまと一杯喰わされちゃったってわけ。
 ホント、今からでも時間が巻き戻せるのなら、あの日の私をはっ倒してやりたいところだよ」

以下略



21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/30(土) 01:07:13.33 ID:mamu2Aoa0

 今年も残すところ後僅かとなった12月の某日。
 いよいよ、私たちのデビューライブ。その開始時刻が刻々と迫って来ていた。
 
 会場となったのは、街中にあるショッピングモール内に用意されたイベントスペースで、
以下略



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