過去ログ - 【モバミリクロス】 双葉杏は、お姫さまになる
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11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:21:11.50 ID:tWX+l71Z0
===12.「レッスン、しましょ♪」

「おい双葉……お前さん、何を事務所に持ってきとるんだ? ここは一応、お仕事をするところだぞ」

「何って、見ればわかるでしょ? このうさぎのぬいぐるみを持っていると、私の可愛らしさが二割増しになるのだ」
以下略



12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:23:54.35 ID:tWX+l71Z0

 私がなおも反論しようとすると、それを止めるようにプロデューサーが私達の会話に割って入った。
 
 まったく、この「先輩」は本当に可愛げがない。

以下略



13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:26:34.70 ID:tWX+l71Z0

「うっ、だ、だって……あれには自分自身が一番驚いてるっていうか。あんなにもダンスがきついなんて思わなくってさ……」

「だがな、せめてデビューするまでには二曲、休憩をとるとしても三曲は通せるぐらいの体力をつけて貰わないと。

以下略



14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:30:48.98 ID:tWX+l71Z0

 ふむ。さっきは突然何を言い出したのかと思ったけれど、これは中々悪くない話である……けど。
 
「あのさ、後でやっぱりこの話は無しでしたとか、そういう事は言わないよね?」

以下略



15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:32:27.53 ID:tWX+l71Z0
===幕間劇4.「桃子『先輩』」

 ――杏が出て行った「第二企画室」。

 桃子は読んでいた本を棚に戻すと、杏のいなくなったソファに腰を下ろす、プロデューサーに声をかける。
以下略



16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:34:03.26 ID:tWX+l71Z0
 
「なら、デビューするまでの間にはもう二十回もレッスンをする時間が無いって事も、一緒に言ってあげなよ。
 ホント、人の乗せ方がずるいんだから」

「はははっ、まさか俺も、あんなにすんなりと信じてくれるとは思わなくってさぁ。
以下略



17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:36:03.39 ID:tWX+l71Z0

「ホント……そういうところがずるいんだよ」
 
 ポケットから取り出した飴を咥え、プロデューサーが言う。
 
以下略



18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:36:37.31 ID:tWX+l71Z0
ここまで。


19:名無しNIPPER[sage]
2016/04/27(水) 20:52:58.77 ID:cfGC5kSDo
乙期待

ここの先輩は765に巡り会わなかった代わりにPに出会ったのかな


20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/30(土) 01:05:29.26 ID:mamu2Aoa0
===13.「アプリコット&ピーチ」

「――でさ、私はまんまと一杯喰わされちゃったってわけ。
 ホント、今からでも時間が巻き戻せるのなら、あの日の私をはっ倒してやりたいところだよ」

以下略



21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/30(土) 01:07:13.33 ID:mamu2Aoa0

 今年も残すところ後僅かとなった12月の某日。
 いよいよ、私たちのデビューライブ。その開始時刻が刻々と迫って来ていた。
 
 会場となったのは、街中にあるショッピングモール内に用意されたイベントスペースで、
以下略



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