過去ログ - これから日記を書く 五冊目
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22:名無しNIPPER[sage]
2016/04/29(金) 19:25:32.66 ID:5YLCg2c00
俺らより未来っ子なのであろう勝君とかに、逆にファミコンとかやらせてみたらどんな反応するやらね
例えば、そうだな。あえて激おこプンプン丸とか


23: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/04/30(土) 04:43:32.41 ID:77Cq9KNC0
放浪者達が赤川総合病院についたのは、昼前ぐらいの時間だった。中に入った大きなホールは、明かりが消えているせいか薄暗い。非常灯自体は光っていることから、電気自体はまだ生きているようだ。恐らく、病院自体に備えられた非常用の電源装置がまだ稼働しているのだろう。

探索組を複数の班に分けて行動を開始した。集団で行動するのが安全なのは基本だが、屋内についてはそれは少し話が変わってくる。下手に固まっている方が自由に動けないことや、探索範囲を決めやすい屋内なら、分けて動いた方が効率が良い。汚染度が高い病院を探索するなら、短時間で済ませられた方がいい。今回はそう言う判断だ。

そんな兼ね合いもあり、メンバー全員が二重でマスクをして、使い捨てるための手袋を着用している。本来なら防疫服がベストに違いない。だが、そんなものを用意できるはずもなく、考えられる範囲での対策がその2つになる。
以下略



24: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/04/30(土) 05:22:21.96 ID:77Cq9KNC0
病理検査室の中は雑然としていた。一部では書類が散乱していて、この中からゾンビ化に関する情報を見つけ出すには、少々骨が折れそうな状況だった。

室内にゾンビがいるか確認してから、放浪者が見張り、山中と一ノ瀬が資料の内容を調べていく。紙がすれる音を聞きながら、放浪者はどこまで情報を得られるのか、得られて具体的な内容が分かったとして、そもそもその方法が使えるのか。そんなことを頭の片隅で考えていた。

ふと、物音を聞いた気がした放浪者は、その方向に顔を向けると、あったのは入ってきたこの部屋の出入り口だ。この部屋は入った時に、右側に出入りする検査室があって、正面から左側にここの職員のデスク、向かい合わせんに置かれたソファーとその間に机――ちょっとした応接室のような配置――が置かれているだけだ。
以下略



25: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/04/30(土) 05:45:09.89 ID:77Cq9KNC0
何であったのかまでは確認できなかった。思い込みにしては、はっきりと何かが動いた、放浪者はそう認識して、ゾンビがする動きとは異なった部分があって、自分達以外の生存者が紛れ込んでいる可能性を考えなければいけなくなった。

不用意に追いかけることはせず、病理検査室に戻る。放浪者の様子を見て、何かあったのかと山中に聞かれた彼は、ゾンビか生存者かわからないが、動くものを見たと、少し濁した内容を伝える。2人も、とりあえずは納得した様子を見せた。

「急いで処理をしていた為でしょうけど、字体が汚すぎて読めないものもありますね」
以下略



26: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/04/30(土) 06:05:00.86 ID:77Cq9KNC0
四百二十二日目

赤川総合病院の探索を進めている。全て調べ切れたわけではなく、明日もまた探索に向かう予定だ。

病理検査室で見た何かについては、結局あの後もわからずじまいだ。病院内の処理を進めたメンバーが言うには、ゾンビ自体の数は少なく、変異体の類も特に遭遇していなかったというし、こうなると自分の神経過剰による思い違いを疑わなければいけないか。
以下略



27: ◆9W6PAVDo7.[saga sage]
2016/04/30(土) 06:09:54.26 ID:77Cq9KNC0
>>21
これ以上放浪者達が理不尽に遭遇したら発狂するだろうしねぇ

まぁ、参考資料として受理ってな感じで。アイディア自体は浮かんでます。どのタイミングで出るかがまったくわからないけれど。

以下略



28:名無しNIPPER[sage]
2016/04/30(土) 07:06:01.72 ID:t1Bf1Gv+0
乙!
スレに無理し過ぎないでね?

しかし、謎の動く影か……気になり過ぎる
野生の実験ラットとかだったらマジ勘弁だぜ


29: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/05/01(日) 00:32:30.08 ID:C67B//WT0
一ノ瀬DIARY OCT.19

放浪者さんの見たのはなんなのかな。病理検査室で1回部屋に出て何か見たみたいなんだけど、放浪者さんもはっきりしないみたい。他のメンバーは変なのは見てないみたいだけど…、まさか幽霊なんて訳ないよね?

それでなくても、窓際の部屋ならいいんだけど、中の方は明かりが入らないから薄暗い病院なんだよね。ゾンビっていう怖い存在がある状況で、幽霊を怖がるのはおかしいかもしれないけど、得体のしれないものの意味で言ったら、幽霊の方が怖いよ。
以下略



30:無線機の前に日誌がある  ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/05/01(日) 00:45:21.33 ID:C67B//WT0
10/19 担当浜村 朝

今日、病院行くみたいね。何もなきゃいいけど。

何もないことを望むには、何か起きるかもしれないことをしないといけないなんてね。
以下略



31: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/05/01(日) 01:01:54.14 ID:C67B//WT0
夜、赤川総合病院での探索を終えて、必要な雑務をこなした放浪者は、千護とロバートが仮住まいとして使っている家に訪れていた。玄関の扉をノックしてから、しばらくして千護が銃を構えながら扉を開け、放浪者と気づいて下す。

どうしたのかと問われ、ロバートが昨日自分に会いに来たと聞いたと答えると、呼んでくるからそこのソファーで休んでてくれと彼を呼びに行く。彼女が指したソファーの前に、明かりがともされていた。昔ながらの、油を入れた恐らくは耐熱皿と、芯となる紙か何かに油をしみこませたものに火をつけているものだ。

2人がいる家には残念ながら電気は通っていない。そのこともあって以前、拠点内で活動しても構わないと言ったのだが、愛着が沸くと離れがたくなるからねと千護は笑って断ったのだった。
以下略



32: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/05/01(日) 02:03:22.41 ID:C67B//WT0
「そそ、その。お、怒らないでき、聞いてほしい」

放浪者は覚からのアドバイス通り、ロバートから話を促すように頷く。少しばかり落ち着いた様子を見せた。彼は以前、医療に関わるWWPのプロジェクトに関わっていると話していた、その詳細を聞くことになる。

Restoration Project、再生計画。元々の起こりは一般的な医療機関で失われた肉体組織を人間が持つ再生能力を持って復元させることを目的としていた研究。それが、CPP(戦闘義肢計画)と同様にWWPの目に止まり、資金提供をする代わりに軍事利用に転換させられていった。
以下略



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