948: ◆9W6PAVDo7.[saga sage]
2016/09/13(火) 16:54:13.99 ID:wQ7Cr34J0
今日の高速道路の確保についても、昨日の吹雪から勢いはほとんどなくなったとはいえ、雪降る中にしては好調が続いている。放浪者が望んでいた今月の中旬あたりで任務を完了させる、その形に近い形で推移している状況だった。
一通りの確保と制圧作業が終わった探索組は、よりその任務の成果を高めるのと、物資回収の為、確保したエリア内の建物を調べて回っていた。危険性は高いが、人が隠れられるところもわかる範囲で1つ残らず解除する。その時に予想通りゾンビが襲ってきても、例えば一ノ瀬なら焦ることなく盾でそれを防いで、メイスで頭を叩き割る。
もはや、探索組に属しているメンバー全員が、一介の生存者集団ではなくなっている。ここまで危機を誰も欠けずに切り抜け続けてきた練度は、下手な軍隊さえ凌駕しうる基盤を有している。ましてや、ただのゾンビからすれば、認識できなくてもキリングマシーンと変わらない。そう、すでに彼らが処理したゾンビの数はすでに万を超えているのだから。
949: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/13(火) 17:36:36.91 ID:wQ7Cr34J0
それは着陸するような動きではない。ヘリ自体がゆっくりと回り始め、制御ができていない。もはや、墜落という言葉が正しいまま落下していき、建物によって視界が遮られた後、叩きつけられる音が井門達がいる場所まで響いた。
急いで今回の緊急時にメンバー全員で合流する場所に指定したポイントへ、井門と一ノ瀬が向かうと、すでに何人かのメンバーが集まっていた。放浪者を見つけた井門は、素早く近づいて見たものを報告する。
「…WWP絡みか。関わるか否かだな」
950:名無しNIPPER[sage]
2016/09/13(火) 17:53:50.29 ID:BN11nxpW0
お、こんな時間に珍しいねぇ。そしてまた新しい事態か……どんな風が吹くのやら
951:名無しNIPPER
2016/09/13(火) 17:58:13.90 ID:FQTA3oIm0
Coは依存キャラが多いイメージ
952:名無しNIPPER[sage]
2016/09/13(火) 17:59:05.54 ID:FQTA3oIm0
誤爆スマヌ
953: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/13(火) 18:47:09.66 ID:wQ7Cr34J0
放浪者は決断する。まず、彼がサンダーボルトを使い、単独先行にて墜落現場へ向かう。他のメンバーは全員がそろい次第、二手に分かれ音に引きつられて移動するゾンビを処理しながら、現場へ移動するよう指示をした後、放浪者は飛び去っていく。
冬の冷気が全身を襲い、体温を奪っていく。雪のせいで視界が悪いが、たなびくように上へ伸びる黒煙のおかげで、位置はすぐに特定できた。それに合わせてゾンビ達がその場所に向かう為、集まり始めているところのも見える。
サンダーボルトを飛ばし、輸送ヘリの墜落現場に着陸する。ヘリの部品が周囲に転がり、胴体部分が割れた状態になっている。中に入ると、思っていた以上に内部は空いている状態だった。何かを運んでいるような様子もなければ、兵士の姿もない。それどころか、ヘリそのものに墜落の際についたとは思えない、銃痕があった。
954: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/13(火) 19:04:40.73 ID:wQ7Cr34J0
「わ、たしは。そいつらじゃない…」
せき込んだと同時に血も噴き出す。覚に視てもらえれば、それが嘘かどうかははっきりするだろう。が、放浪者の見立てでも、この生存者が拠点まで持つ状況には見えない。だが、偽善にまみれてもすべきことはある。
「…ここより、安全なところに連れて行く。持ち上げるぞ」
955: ◆9W6PAVDo7.[saga sage]
2016/09/13(火) 19:10:57.88 ID:wQ7Cr34J0
>>945
そうねぇ、いろいろ描きたいんだけど。かなり大所帯だからねぇ。
>>946
ほほぉ、なかなか良い額ね。アメリカで言うトレーラーハウスの集まりみたいなの
956:名無しNIPPER[sage]
2016/09/13(火) 19:26:46.34 ID:wpoRyCYN0
オウルって、アイン・ソフ・オウルの……?
957:名無しNIPPER[sage]
2016/09/13(火) 20:04:21.87 ID:hqJD6FnF0
単純にフクロウって意味じゃない?
さて、チップにはなんの情報が入ってるのか?
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