過去ログ - 藤原肇「しんしんと、あたたかい夜に」
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32:名無しNIPPER[saga]
2016/04/30(土) 15:50:02.61 ID:O3uXh0RPo


肇が俺の両手を握った。


以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2016/04/30(土) 16:36:34.36 ID:O3uXh0RPo

 「――よし」

手がかじかみ始めた頃、ブログ用の記事の下書きが完成した。
雪景色と、乗客と、肇の笑顔とを飾る事無く並べただけだ。
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2016/04/30(土) 16:54:02.62 ID:O3uXh0RPo
 ― = ― ≡ ― = ―

掌の中の振動で、すっかり寝入っていたのに気が付きました。
ぼんやりする頭でアラームを止め、じっと耳を澄ませます。

以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2016/04/30(土) 17:07:31.75 ID:O3uXh0RPo

恐らくPさんの事です。
私の喉に良くないと考え、寝入ってすぐに切ってしまったのでしょう。
作業をしている自分の方が、よっぽど暖かくする必要がある筈なのに。
ベッドすら使わないで、無理をして、疲れに逆らえないまま寝てしまって。
以下略



36:以下、名無しにかわりまして後援会がお送りします[stema]
2016/04/30(土) 17:35:28.64 ID:O3uXh0RPo

 ― = ― ≡ ― = ―

 実は肇ちゃんへ投票すると、彼女がシンデレラガールに一歩近付きます。

以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2016/04/30(土) 17:36:35.54 ID:O3uXh0RPo
 ― = ― ≡ ― = ―

重い目蓋を開けて、すっかり寝入っていたのに気が付いた。
尻の下から僅かに振動が伝わってくる。
窓の外を、うっすらと明け始めた雪景色が過ぎてゆく。
以下略



38:名無しNIPPER[saga]
2016/04/30(土) 17:53:11.57 ID:O3uXh0RPo

 「……」

……万に一つ、気のせいかもしれない。
もう一度引き剥がそうとして、
以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2016/04/30(土) 18:05:11.69 ID:O3uXh0RPo

目を閉じたまま、肇が俺の腕に鼻を埋める。
それが無性にくすぐったくて、思わず溜息をついた。

 「……離れなさい」
以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2016/04/30(土) 18:13:51.61 ID:O3uXh0RPo

 「肇」

 「ぐぅ」

以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2016/04/30(土) 18:34:04.45 ID:O3uXh0RPo

 「……」

それも、もちろん知らなかった。
恐らく、いや間違いなく、俺のプロデュース不足によるものなのだろう。
以下略



42:名無しNIPPER[saga]
2016/04/30(土) 18:35:38.07 ID:O3uXh0RPo

自由な右手で携帯電話を開く。


 「……」
以下略



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