1: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2016/04/30(土) 20:32:08.26 ID:RloJRskG0
盗賊「いよっしゃ、"皇帝の黒真珠"ゲット!」ビシッ
私は盗賊。この世界に点在しているダンジョンのお宝を収集している。
世の中は勇者だの魔王だの言ってるけど、私はあまり関心がない。
盗賊「この黒真珠はコレクションするとして…」
袋の中には、ついでに集めた旧時代の食器や工芸品が入っている。
私は、こういうものを換金して生活しているのである。
盗賊(どうせ魔物がウロウロしているようなダンジョンにある物だし、貰っても咎められないよな)
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2: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2016/04/30(土) 20:32:51.76 ID:RloJRskG0
>街
道具屋「全部で2万ゴールドになります」
3: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/30(土) 20:33:35.69 ID:RloJRskG0
酔っ払い「あー? 何だテメェ?」
大勢の人が見て見ぬフリをして通り過ぎていく中、1人の若い男が止めに入ってくれた。
夜の飲み屋街にいる割に身なりはきちんとしており、場末の飲み屋よりも、お洒落なバーが似合う。そんな第一印象。
4: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/30(土) 20:34:08.60 ID:RloJRskG0
盗賊は赤ん坊の頃から孤児院で育った。
だがその孤児院の環境は劣悪なもので、彼女は6歳の頃に孤児院から脱走した。
身寄りのない子供が1人で生きていくなど、通常なら困難なものだが…。
5: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/30(土) 20:34:56.69 ID:RloJRskG0
使者「我が国の末姫様のことはご存じでしょうか?」
盗賊「えーと…神託で勇者に選ばれたとかいう?」
使者「そう。末姫様は勇者に相応しい、勇敢で優秀な剣の使い手でいらっしゃいます。しかし…」
6: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/30(土) 20:35:28.60 ID:RloJRskG0
盗賊「あぁ、でも、黒霧の森の魔物って強いじゃない? 廃城に行くまでの間の護衛がいるといいんだけど……」
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