過去ログ - 伊織「あいつと喧嘩した」
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41:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:53:33.49 ID:1EMEuCfU0
通りすぎる人の一人一人をじっと見る。

いるかなと期待しながら。

きっといるに違いないと思いながら。
以下略



42:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:54:52.40 ID:1EMEuCfU0
歩きながらポケットから携帯電話を取り出す。

意地を捨てて、あいつの電話にかけてみた。

もうあいつは帰っている。たまたますれ違いになった、それだけ。
以下略



43:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:55:44.88 ID:1EMEuCfU0
とぼとぼと歩く道。

寒さがいっそう、つのる。

通りすぎた家の軒の下にかわいらしい雪だるまがあった。
以下略



44:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:56:54.64 ID:1EMEuCfU0
家の前の公園にさしかかる。

出口から出口を結ぶ線上は人の足跡で踏み固められている。

けれども、辺りにはまだ誰も跡を残していない綺麗な雪面が残っていた。
以下略



45:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:57:27.06 ID:1EMEuCfU0
「それって面白いか、伊織?」

声が、した。

聞き覚えのある声。
以下略



46:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:58:16.27 ID:1EMEuCfU0
寝ころがったまま、目を見合わせる。

声が出ない。

二人、そのまま。雪の中にいた。
以下略



47:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:59:51.47 ID:1EMEuCfU0
>>46
すいません、ミスがありました。
ここは読み飛ばしてください。


48:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 01:00:55.38 ID:1EMEuCfU0
寝ころがったまま、目を見合わせる。

声が出ない。

二人、そのまま。雪の中にいた。
以下略



49:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 01:02:12.74 ID:1EMEuCfU0
「そろそろいい。結構冷たいんだよ、ここ」

私の下敷になっているあいつが冗談っぽい笑いを浮かべながら、そう言った。

「もう少しだけ」
以下略



50:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 01:03:34.53 ID:1EMEuCfU0
お読みいただきありがとうございました。
水瀬伊織さん、お誕生日おめでとうございます。
暑かったので、冬の話にしました。


以下略



51:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 01:07:12.08 ID:rAFB6V3Z0
おつおつ
良かった、25歳くらいの設定?


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