42:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 23:34:22.30 ID:LmAERFOUo
「でも、あの人はより頑なになっていた」
「私はあの人に、笑顔を取り戻して欲しかった」
「プロデューサーの良いところ、アイドルたちの姿を見て欲しかった」
「それは、私の力ではどうにもならなかったけれど」
43:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 23:34:52.50 ID:LmAERFOUo
「仕事への厳しさや有能さは変わらない、いいえ、より有能で厳しくなったかも知れない」
「だけど、その裏の優しさが見えるの」
「そして、笑顔も見えるの」
「きっとこれは、ロボちゃんのおかげ。ロボちゃんを見ている専務の目はとても優しいから」
44:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 23:35:21.13 ID:LmAERFOUo
「それじゃあ、戻ろうか。放っておくと、あの二人はずっとお仕事の話しかしないから」
うさ〜
45:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 23:35:48.20 ID:LmAERFOUo
うさうさ
ウサミンロボはぬるくなったお茶を入れ替えようとしました。
46:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 23:36:15.58 ID:LmAERFOUo
「いえ。池袋さん、現状は伝わっていますか?」
済まないが、ロボのメモリーをこちらから走査させてもらった
美城専務、でいいのかな。ロボが世話になった。礼を言わせてもらう
47:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 23:36:41.66 ID:LmAERFOUo
急ぎの用件があるので、晶葉ちゃんと換わりますね
池袋晶葉だ。ウサミンロボをそろそろこちらの世界に戻したい
48:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 23:37:09.14 ID:LmAERFOUo
近づこうとした武内Pをお姉さんは身振りで止めました。
「この日が来るとわかっていたつもりだった」
「君の世界には、君のシンデレラが待っているのだと」
49:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 23:37:36.80 ID:LmAERFOUo
ウサミンロボにはわかりません。
だって、お姉さんは泣いています。涙は流していなくても、お姉さんは泣いています。
ウサミンロボは涙を流しません、ロボットだから、マシンだから。だけどわかります、お姉さんの涙。
だから、ウサミンロボはお姉さんに向かってキャタピラを回します。
50:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 23:38:05.20 ID:LmAERFOUo
51:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 23:38:32.25 ID:LmAERFOUo
今年もまた、ガラスの靴を脱ぎ捨てたシンデレラは自分の足で歩きだす。
私は何度それを見送ったのか。そしてこれから何度見送るのか。
52:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 23:39:02.21 ID:LmAERFOUo
いや、違う。初めてではあるが、唯一ではない。
私はこれから、人生二度目の人前での涙を流すからだ。
今、私の部屋の中央に懐かしい輝きが生まれている。
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