過去ログ - 高森藍子「菜々さんへの誕生日プレゼントが思いつかない……」
1- 20
9:名無しNIPPER[saga]
2016/05/15(日) 22:00:36.84 ID:5maGnF/Q0
「ふふっ。菜々さんとPさんのお話があまりに白熱しているみたいなので、つい。……Pさん。あんまり、菜々さんをいじめちゃだめですよ?」
「う゛。い、いやぁ……いじめてる訳じゃないんだ」
「だってPさん、すっごくいじわるそうな顔をしてますから」
「藍子に言われちゃお手上げだな」

降参だー、とわざとらしいくらいに情けない声で、Pが両手を挙げる。

「そうだそうだー! ウサミンいじめ、ダメ、ゼッタイ!」
「ですっ」
「ぐぬぬー、俺の味方はいないのかー」

ちらりちらりと視線を彷徨わせている。残念なことに事務所の出入り口は開閉しない。
こういう時に悪ノリで参戦する(どちらサイドかはその時の気分次第)病弱系小悪魔女子は、まだ到着していないようだ。
今度はわりかし演技抜きに肩を落としたPは、ずず、とお茶を啜った。
うん、今日もありがとうな、という言葉に、胸の内側がぽかぽかする。朗らかな笑みのPをずっと見ていたい――

おっと。
今は、そうじゃなかった。
……今は別にやることがあって、ああ、でも彼の笑顔も見ていたい。なやましい。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
44Res/43.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice