過去ログ - オフィーリア「心からお慕いしておりました」
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4: ◆d/8j7bKhKM[sagesaga]
2016/05/18(水) 02:34:04.28 ID:pKt//rZNO
そうして、私はハムレット様との文通を始めました。
彼はこのデンマーク国の王子で、当然国務大臣を父に持つ私とでは身分が釣り合いません。
お父様の仕事の関係上、何度かお目にかかった事はありましたが、お互い会釈するのみで言葉を交わした事は一度もありませんでした。
それでも、何度かお手紙をやり取りしていく内に、ハムレット様の優しさや聡明さは随所から読み取れました。
気が付けば私は、ハムレット様に惹かれていました。

オフィーリア「はぁ…」

日記帳を閉じると、外に目を向けます。庭に人が潜んではないか、という淡い期待はすぐに打ち砕かれました。
ここの所、私の日記は、日記としての役割を果たしていません。気が付くとハムレット様の事ばかり書いてあります。
1日の大半を彼の事を思って過ごしているのだから、ある意味その日その日を的確に記しているとも言えるかもしれませんが。


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