8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/20(金) 07:47:10.60 ID:nKNVkMal0
あかりはよくその願望を熱弁していた。
折に触れて、何度となく。
9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/20(金) 07:47:49.43 ID:nKNVkMal0
ときどき私が表に出すこの発想の豊かさは、誰にだって負けない。
今となっては、そんな自負が心のどこかにあるように思う。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/20(金) 07:48:28.60 ID:nKNVkMal0
〜
11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/20(金) 07:51:16.98 ID:nKNVkMal0
あかりがずっと、ずっと焦がれた領域。
そこには空を漂うふわふわのくもなんてない。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/20(金) 07:52:02.12 ID:nKNVkMal0
浮かぶことでいっぱいいっぱいな私の傍を、いくつもの雲の粒子が過ぎていく。
『雲に乗るってのはこの場合、その粒子に乗るってことだ』
13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/20(金) 07:52:34.69 ID:nKNVkMal0
どこからともなく、目の前に差し出されてきたあかりの手。
おそるおそる、その手を私は握る。
14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/20(金) 07:55:12.42 ID:nKNVkMal0
「ねえ、見て!」
「……?」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/20(金) 07:55:57.97 ID:nKNVkMal0
私たちは、幼いままだ。
16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/20(金) 07:56:34.50 ID:nKNVkMal0
終わり
17:名無しNIPPER[sage]
2016/05/20(金) 09:20:13.25 ID:Bq5UiFVAO
おつ
18:名無しNIPPER[sage]
2016/05/20(金) 10:01:17.56 ID:dWM+P+JWO
絵本のような感じに見せかけてなかなかに前衛的な話だったな
よかったよ乙
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