過去ログ - 八幡「バック・トゥ・ザ・フューチャー?」
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161: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/06/18(土) 22:15:38.77 ID:FNh+H8Zv0

陽乃「――まったく。あと娘ちゃん、未来へ帰る準備も忘れないでね。今夜の9時20分に会場近くの建物に雷が落ちるから、少なくとも9時5分くらいにはそこで準備したいね」

 陽乃さんの言葉で、もう1つの仕事を思い出しました。私には、未来へ戻るという仕事が残っているのです。
 本来なら、事前に準備して屈光カーテンで隠しておけばいいのですが、あのカーテンを若陽乃さんの部屋に置いてきてしまったので、準備したものを隠しておくことができないのです。
以下略



162: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/06/18(土) 22:16:12.39 ID:FNh+H8Zv0

陽乃「ちなみに娘ちゃん、今日は未来の写真を見た?」

娘「えっ?まだ見てないですけど」

以下略



163: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/06/18(土) 22:18:42.97 ID:FNh+H8Zv0

――パーティ会場前  18時30分 落雷まで残り2時間50分

 人混みをかき分けながら、ようやく会場へと到着しました。
 会場は、役所が管理している小さなホールです。周りには別棟も建っています。
以下略



164: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/06/18(土) 22:19:23.42 ID:FNh+H8Zv0

 そうしてお父さんと合流したところで、一緒に会場の施設へと入っていきます。その途中、手持ちのポシェットから通信機がそろりと飛びだしてきました。

陽乃(娘ちゃん、分かってる? ここではお父さんの好感度を上げちゃダメだからね。むしろ幻滅させちゃうくらいでいくんだよ)

以下略



165: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/06/18(土) 22:20:41.80 ID:FNh+H8Zv0

――パーティ会場 19時30分  落雷まで残り1時間50分

雪乃「由比ヶ浜さん、二人の様子はどう?」

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166: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/06/18(土) 22:21:16.49 ID:FNh+H8Zv0

――パーティ会場 20時0分  落雷まで残り1時間20分

娘「中学時代の部活ですか。ふっふっふ。確かに最初は友達作れるかなぁって思って入りましたけどね。三日でバックレてやりましたよ。えっへん」

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167: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/06/18(土) 22:21:59.60 ID:FNh+H8Zv0

――パーティ会場  20時30分 落雷まで残り50分

ワイワイガヤガヤ

以下略



168: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/06/18(土) 22:23:23.23 ID:FNh+H8Zv0

 私はお父さんの腕を引っぱって会場を抜け出し、医務室のある棟へ向かいます。
 なんかこうしてると、お父さんと遊園地へ行った時を思い出します。
お父さんはたいてい、私やお母さんが引っぱらないとすぐベンチに座っちゃうのです。
まったく、たかがパンさんのバンブーファイトを12周したくらいでバテてるようでは、一家の大黒柱にはなれんのです。
以下略



169: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/06/18(土) 22:24:11.15 ID:FNh+H8Zv0

 とりあえず、この隙を逃すわけにはいきません。もう時間はあまり残されていません。別れの挨拶を残し、お父さんの手を引っ張りました。

 別棟の一階に、医務室はありました。手をかけようとした瞬間、ドアが自動的に開きました。

以下略



170: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/06/18(土) 22:24:57.45 ID:FNh+H8Zv0

 さまようこと5分。ようやく、空室を見つけました。

 空き部屋へと入ります。そして、引っ張ってきたお父さんの手を離しました。

以下略



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