過去ログ - 僕「神様はいつだって不公平なんだ」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/23(月) 23:43:33.02 ID:3R5vmMDZ0
結果、僕君は入園初日から、仲間はずれにされ孤立しました。
先生たちも内心気味悪がってあまり関わろうとはしません。
両親もそれは予想の内だったようで、僕君を半ば放置気味にしていました。
「今日もみんなと遊んでもらえなかったなあ」
3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/23(月) 23:48:27.41 ID:3R5vmMDZ0
僕君は打ちひしがれました。
あぁ、僕は馬鹿にしたあの気持ち悪い野良犬と同じだったんだなと。
僕は馬鹿にする側なんじゃなくて、馬鹿にされる側なんじゃないかと。
蹲って涙を流している僕君に、両親は更に追い打ちをかけました。
4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/23(月) 23:51:42.91 ID:3R5vmMDZ0
「家出しちゃった……戻ったら怒られちゃう」
僕君はどうしたものかと考えておりますと、いつの間にか公園に着いていました。
「僕がよく遊んでる公園だ」
5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/23(月) 23:57:17.94 ID:3R5vmMDZ0
僕君は以前、犬に働いた無礼を謝りました。
そして、長い沈黙が続きます。
10分ほどたった頃でしょうか、僕君が痺れを切らし、もう一度犬に話しかけようと思った矢先、
ぽつり、ぽつりと雨が降ってきました。
6:名無しNIPPER
2016/05/24(火) 00:02:30.68 ID:FUlEGc5x0
すると、野良犬は何を思ったのか、僕君の手をペロペロと舐めだしました。
「くすぐったいじゃないか!なにをするんだ!」
「もしかして、僕を慰めてくれているのかい?」
7:名無しNIPPER
2016/05/24(火) 00:05:25.31 ID:FUlEGc5x0
「んぅ……ここ……どこ……?」
僕君は、見知らぬ部屋で目を覚ましました。
「やっと目が覚めましたか」
8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/24(火) 00:11:50.46 ID:FUlEGc5x0
「残念ながら、もうその犬は死んでいます」
「私が見つけた時、既に息絶えていたんです」
「そんなぁ……!」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/24(火) 00:12:30.13 ID:FUlEGc5x0
ただの短文SSオナニーです
読んでくれた方ありがとうございました
10:名無しNIPPER[sage]
2016/05/24(火) 00:45:16.25 ID:l8s2hag20
嫌いじゃない
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