過去ログ - サトシ「100レベのトランセルで俺はポケモンマスターになってやるぜ!」
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50: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:06:58.61 ID:jn6QrRSX0
再び剣光が一閃し、サイドンの角を斬り飛ばした。
鉄壁で防御力を更に上げたトランセルは、一撃必殺の技をも無効化する。

サイドン「ウムム……ウム……」

地響きの如き唸り声をあげた後、巨大な犀の魔物はゆっくりと崩れ落ちた。
額を襲う激痛と屈辱感に目をひん剥き、小刻みに痙攣を起こしている。
もう戦闘を続けられるような状態ではない。
トランセルをポケットに押し込み、サトシはタケルに向かい横柄に言い放った。

サトシ「殺しはしない、ポケモンセンターで治療すれば腕も治るだろう。さぁ賞金を早く寄越すんだ」

タケル「ぐぅッ! 僕のサイドンがここまであっさりやられてしまうなんて……!」

神威に打たれたかの如く呆然としていた短パン小僧は、我に返ると憎悪のこもった視線をサトシにやった。
彼もサイドンと同じく痙攣する右腕を左腕で掴み、必死に湧きあがる激情を心の内に押し込みながら財布に手を伸ばした。
指の隙間から諭吉の微笑む姿が見える。
諭吉はサトシの懐へと、悠々と消えていった。

サトシ「やったぜ! 一万円GETだぜ!!!」


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