過去ログ - サトシ「100レベのトランセルで俺はポケモンマスターになってやるぜ!」
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59: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:13:12.58 ID:jn6QrRSX0
沙亜夜「ハナダジムは水ポケモンの使い手が多いそうですけど……」

沙亜夜「ピカチュウ飼ってたんですか? なら迎えに行ってあげた方が」

サトシ「今さらトキワの森には戻れねェ。過去も未来も見るな、今この瞬間に命を賭けるんだ。ポケモントレーナーってのはそういうものさ」
以下略



60: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:14:05.08 ID:jn6QrRSX0
〜夜・ハナダシティ〜

営業時間は既に終了している真夜中、プールの清掃をしているカスミの元に、思わぬ客が訪ねてきた。
自動ドアが開き、ピリピリとした覇気がジム内に浸透する。
赤いジャンパーと帽子をかぶった少年が、片手にモンスターボールを弄び佇んでいる。
以下略



61: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:14:51.51 ID:jn6QrRSX0
カスミ「あ、あのね君! もう店じまいの時間だし、何だって水タイプの使い手である私に炎タイプで挑むのよ!」

困惑しつつも、カスミはしっかり手持ちポケモンであるスターミーを召喚している。
話し合いのできる相手でないことを、薄々感づいていたのかもしれない。

以下略



62: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:15:53.85 ID:jn6QrRSX0
カスミ「嫌ァアア! 私のスターミーがァァ!」サーッ

スターミー「ヘ……ァッ……」

スターミーは何かに支えられるようにその場に立ち尽くしていたが、やがて仰向けに倒れた。
以下略



63: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:16:20.76 ID:jn6QrRSX0
カスミは斃れたスターミーを無言で見つめていたが、踏ん切りがついたのかモンスターボールを手にした。

カスミ「ごめんね……みんなごめんね……」

カスミ「ゴルダック! ヌオー! ラプラス! 頑張ってスターミーの仇を討つのよ!」
以下略



64: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:16:48.75 ID:jn6QrRSX0
ゴルダック、ヌオー、ラプラスの三匹が一斉に水の波動を放った。
メガバシャーモは圧倒的な素早さでそれらを踊るように回避する。
サイコキネシスさえ両刀のコクーンによって防がれてしまう。
だが、三匹ともジムリーダーに育てられた存在とあって、メガバシャーモにつけこむ隙を与えない。
ラプラスの冷凍ビームがメガバシャーモの両足を地面に縛りつけた。
以下略



65: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:17:17.19 ID:jn6QrRSX0
ピカチュウ「ピ、カ、チュウ〜〜〜!!!!」バリバリバリ

ゴルダック「あぎゃぎゃぎゃぎゃ」ビリビリ

……それからのことは記すまでもない。
以下略



66: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:18:53.82 ID:jn6QrRSX0
月の光が、蒼白くおつきみやまの山肌を不気味なほど美しく照らす。
静寂の星空を、ズバットの群れが獲物を求めて羽ばたいていく。
岩と同化したゴローンは旅人を見守り、その影から時折ピッピが顔を見せる。
おつきみやまは改造ポケモンの跋扈する都会と違い、まさに野生のポケモンの宝庫であった。
その山頂に一点キャンプの炎が燃えており、黒い煙を星の海へとたなびかせていた。
以下略



67: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:19:41.18 ID:jn6QrRSX0
沙亜夜「私だってサトシさんの期待に応えようと頑張ってるんです!」

サトシ「過程より結果なんだよアホ! んじゃ聞くがよ、お前がポケモンバトルでガブリアスのHPを赤になるまで削ったとする」

サトシ「でも最後の最後で窮鼠猫を噛む、ガブリアスの地割れにテメーは倒れた! おい、これはどっちの勝ちだ。テメーか?」
以下略



68: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:20:42.81 ID:jn6QrRSX0
サトシ「どういうことだよ、それ」

沙亜夜「言葉通り、サトシさんと絶交しマスターに会いに行くんです」

サトシ「ジュンヤは今レッドを探しに全国を回ってる。加えてあいつは沙亜夜を俺に託したんだ! 俺には扶養義務がある!」
以下略



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