過去ログ - 十一年後の名探偵
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61: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/12(日) 00:02:34.37 ID:Gx+8aCo/0
それに、長々と話を続けていると、誰かに目を付けられるかもしれない。

必要以上に二人の関係が知られるのは不味い、話を否定していた人物がそう考えていると、
泣き言を語っていた方の人物がとんでもない事を言い出した。

以下略



62: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/12(日) 00:03:22.61 ID:Gx+8aCo/0
「落ち着いて、正気とは思えないよ…??」

「だって夢に出るんです!!毎日毎日!!みりあちゃんが!! 私を責めてる目で睨んで立ってて!!
恨めしそうに………っ…!! もう良いですっ!! 場所は解ってますから一人で行きますっっ!!」

以下略



63: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/12(日) 00:03:52.47 ID:Gx+8aCo/0
「……別にいいよ…、じゃあ行く時になったら連絡するから…」

「分かりました、連絡待ってますね…」

幾分落ち着いた様子で立ち去った人影を見送ったもう一人の人物が、
以下略



64: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/12(日) 00:04:23.45 ID:Gx+8aCo/0
三日後、二人は待ち合わせた場所で合流して車にシャベルを二本積み、死体が埋まっている山へと車を走らせた。

車は足が付かない様にコネで手に入れた、偽名で借りたレンタカーである。


以下略



65: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/12(日) 00:04:59.02 ID:Gx+8aCo/0
有りもしない事を恐れ、わざわざ自ら危険を犯そうと言うのだ、まるで理解出来ない。

色々役に立ってもらったが、そろそろ潮時かも知れないな。
改めてそう思った運転手は、上着の内側に仕舞い込んである幅広のナイフにそっと手を添えた。

以下略



66: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/12(日) 00:05:29.91 ID:Gx+8aCo/0
まさか亡霊は本当に居るのか――??

この先で遺体を掘り返してみて、もしそこに死体がなかったら……

もしや本当に死体が這い出して動いていたら……
以下略



67: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/12(日) 00:06:17.35 ID:Gx+8aCo/0
しばらくすると見覚えのある大岩が目に入った。
何かあった時の為に、埋めた場所を忘れては困るので目印にしてた大岩だ。


あそこの岩の手前に、赤城みりあの死体は埋まっている。
以下略



68: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/13(月) 04:27:40.31 ID:3ZBpQ00o0
思わぬ驚愕に目を見開く二人。


「み、みりあちゃん…っ!!」

以下略



69: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/13(月) 04:28:49.32 ID:3ZBpQ00o0
しかし、犯行が発覚した事以上に衝撃だったのか、二人の視線は都の後ろに居る一人の少女に釘付けだった。

それに気付いた都が、

「ああ、紹介が遅れたね。 彼女は事件の捜査に協力してくれている、みりあちゃんの妹……、赤城ゆりあ君だ」
以下略



70: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/13(月) 04:29:18.19 ID:3ZBpQ00o0
その都の言葉を聞いて、プロデューサーが智絵里の方を向き、憎々しげにキッと睨みつける。

コイツだ、コイツのせいだ、俺はトリックだと気付いていたんだ、
コイツが訳の分からない事さえ言わなければ。

以下略



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