6: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:11:54.46 ID:EI2zBDU70
俺は畳み掛けるように、説き伏せるように一息で言った。
どうだ、これならわかるだろ。
晶葉は顎に手を当てて少しの間考えている。
7: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:16:48.93 ID:EI2zBDU70
「なんでもいいのだな」
「ああ、なんでもいい」
「本当なんだな」
8: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:20:35.45 ID:EI2zBDU70
「な……、なんでもいいと言ったじゃないか」
「大体いくらかかるか言ってみろ」
「安いのだったら100くらいだぞ」
9: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:28:04.04 ID:EI2zBDU70
「服とかはどうだ」
「そうは言ってもな」
10: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:31:37.81 ID:EI2zBDU70
___________________________
「で、なんで私のところに来ているのですか」
11: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:34:52.53 ID:EI2zBDU70
「ファッション関係もダメ、工具関係もダメ、なら部品とかどうですか」
「部品は作るロボによって全く違うのでダメですね、ある程度汎用性のあるものは買い置きしているだろうし」
12: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:40:40.56 ID:EI2zBDU70
「食べ物とかはどうですか」
「あー、なるほど。でも俺晶葉の好物はクレープしかわかりませんよ」
13: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:44:13.31 ID:EI2zBDU70
「あ……」
「なにか浮かんだみたいですね」
「はい。ありがとうございました」
14: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:46:24.48 ID:EI2zBDU70
なんでわかるんだこの人。
さて、俺も準備しないとな。幸いまだ時間はある。難しいかもしれないがやるしかないだろ。
15: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:48:31.87 ID:EI2zBDU70
_____________________________
「晶葉ちゃんお誕生日おめでとう」
16: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:49:45.44 ID:EI2zBDU70
俺の緊張なぞ菜々頼子ちひろさんの女連中にとってはどこ吹く風。うん、ばれてないだけいいだろうか。
どうやって切り出そうか。タイミングを見計らって。
そんなことを考えていると、「さあ、プレゼントもありますよ」……随分タイミングのいいもんだ。流石アシスタント。
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