過去ログ - 速水奏「早くキスして」
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7: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2016/07/01(金) 00:11:31.35 ID:PfRiXHRX0

「俺はもう一杯、これを貰うけど。そっちはどうする?」

「そうね……マスター、ブラッディ・マリーを」

以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2016/07/01(金) 00:12:10.75 ID:KCPYnZano
はぁ?
幻滅しました


9: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2016/07/01(金) 00:12:19.94 ID:PfRiXHRX0
「じゃあなんで?」

「共演者とちょっと……ね」

「……ああ。あの俳優かぁ」
以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2016/07/01(金) 00:12:40.55 ID:KCPYnZano
こんな糞スレ二度とたてんなボケが


11: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2016/07/01(金) 00:13:43.91 ID:PfRiXHRX0
「お待たせしました」

少しの後、マスターが注文したカクテルを持ってくる。
私には、トマトジュースの色が鮮やかなブラッディ・マリー、そして彼には、黄金色が美しいシャンディガフ。
そして、おつまみ用にオニオンリング。
以下略



12: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2016/07/01(金) 00:16:02.50 ID:PfRiXHRX0
グラスが、涼やかな音を立て鳴らし、私は静かにグラスに口をつける。
久しぶりに飲むお酒。トマトジュースとウォッカが、胡椒やタバスコで引き締められていて、とても美味しい。
彼に――プロデューサーに連れられて来て以来、色々なカクテルを知ったけれど、その中でもこれはとても好きなお酒だった。
そして、そのプロデューサーはと言えば。

以下略



13: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2016/07/01(金) 00:16:35.76 ID:PfRiXHRX0
「いや何、奏がブラッディ・マリーを飲んでると、なんか血を飲んでるみたいだって、そんな事を思ってさ」

「なぁに、どうしたの急に」

「いや、ふとな。なんか奏って、ヴァンパイアっぽいというか……そういう雰囲気が似合うし。退廃的っていうか」
以下略



14: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2016/07/01(金) 00:17:20.38 ID:PfRiXHRX0
「ふふ、ありがと」

「お礼を言われることでもない気がするけど」

「それでも、よ」
以下略



15: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2016/07/01(金) 00:17:50.02 ID:PfRiXHRX0
けれど、私は。

「いいえ、大丈夫」

そう言って垂れたところを軽く指先で拭うと、指を嘗める。
以下略



16: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2016/07/01(金) 00:19:15.90 ID:PfRiXHRX0
「マスター、シンデレラ1つ」

「私はギムレットで」

「畏まりました」
以下略



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