過去ログ - 吹雪「はやく辞めてくださいよ司令官」 提督「吹雪さんこそ」
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128: ◆36ujqGfUl2[saga]
2016/10/08(土) 05:25:24.20 ID:zUi4whd00
「親潮、初月、いるか」

 そのころ、那智は二人の部屋を訪れていた。ドアをノックして声をかける。
 反応はない。不在か、と思ったが一応ドアノブに手をかけてみる。鍵はかかっていなかった。

「入るぞ」

 那智は扉を開いて、中をのぞきこむ。二人を迎えた時と内装は変わっていない。
 この部屋の女性的な調度は、実は那智が整えたものだ。こういうことをやれる人材は、彼女とぐれた吹雪だけだったので自分でやった。
 見た限り初月はいないが、親潮のベッドには膨らみがある。頭は奥側にあり、顔は見えない。

(眠っているのか?)

 起こさないように静かにベッドへと近づく。錬度が高い艦娘が本気で身体制御をすれば、衣擦れの音ひとつ立てることなく歩くことができる。
 やはりふくらみの正体は人影だ。その顔を覗き込む。
 陸奥が寝ていた。


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