過去ログ - 吹雪「はやく辞めてくださいよ司令官」 提督「吹雪さんこそ」
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37: ◆36ujqGfUl2[saga]
2016/07/05(火) 14:44:56.63 ID:WUg/S8Lr0
 同時刻。提督の私室に二人の人影があった。
 一人は机に座った提督。もう一人はその傍らに立つ、背の高い重巡洋艦娘だ。

「吹雪さんがこの鎮守府に留まっていた理由がわかりました」
「……ほう。提督はついに辞めるのか」
「何を言っているんです、那智さん。吹雪さんのようなことを……」
「違うのか。そうか。わかった。わかっていないことがわかった」

 重巡洋艦娘・那智は腕を組んだまま、重々しく言った。
 この鎮守府の現在の秘書艦である彼女は、提督と吹雪の両方の事情の理解者だ。
 理解した上で何も言わないでいる。
 実のところ、これがこの鎮守府の(新任の二人を除く)全艦娘の総意だった。

「勝手に決め付けないでください。本当にわかったんです」
「さぞ面白い理由なんだろうな。もったいぶらずに披露してくれ」


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