過去ログ - 吹雪「はやく辞めてくださいよ司令官」 提督「吹雪さんこそ」
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◆36ujqGfUl2
[saga]
2016/07/05(火) 14:19:11.72 ID:WUg/S8Lr0
急に声をかけられて、思わず吹雪はタバコをくわえたまま振り向いた。
そこに立っていたのは、一人の駆逐艦娘だ。しっかりと整えられた髪、服、手袋、靴下、靴、いずれにも隙がない。
髪を下ろし、スカーフを外して胸元を空けた吹雪とは対照的だった。
その毅然とした姿に、吹雪はじろじろと遠慮のない視線を往復させる。
どうやら、彼女は駆逐艦娘の親潮だ。
以下略
28
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◆36ujqGfUl2
[saga]
2016/07/05(火) 14:21:44.10 ID:WUg/S8Lr0
しかし、吹雪の薄笑いは変わらず、バカにしたように彼女を見ていた。親潮がますます腹を立てて、言葉を繋げていく。
「3日前からずっと見ていましたけれど、あちこちでタバコは吸う、だらしない服装、司令への暴言……ひどすぎます」
「お、親潮、そのあたりにしておこう……」
以下略
29
:
◆36ujqGfUl2
[saga]
2016/07/05(火) 14:24:20.48 ID:WUg/S8Lr0
「止めないで初月」
親潮は吹雪をにらみつけたまま、怒りのこもった声を出す。
「いや、しかし……」
以下略
30
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◆36ujqGfUl2
[saga]
2016/07/05(火) 14:30:13.22 ID:WUg/S8Lr0
くわえていたタバコを足元に落とし、見せ付けるように踏みつける。
その間も吹雪の表情はにこやかで、口調もまた変わらず穏やかだったが、親潮はその裏に心臓が潰れそうな圧力を感じていた。
吹雪の中に存在していたそれを、ずっと感じてはいたのだ。わかっていたから、今まで何も言えなかった。
内在していたものを表に出した吹雪の迫力に、逃げ出したくなる。それでも親潮は、吹雪をにらみかえしてみせた。
以下略
31
:
◆36ujqGfUl2
[saga]
2016/07/05(火) 14:32:29.26 ID:WUg/S8Lr0
もちろんそれはわかっている。わかっていたつもりだった。
「私、は……」
「そんな顔では……食べられちゃいますよ」
以下略
32
:
◆36ujqGfUl2
[saga]
2016/07/05(火) 14:34:21.46 ID:WUg/S8Lr0
後ろの初月には、瞬間移動して親潮に抱きついた吹雪が、そのままテーブルの上に押し倒した、という風に見えた。
親潮は当然あわてる。
「な、な、何、して……?」
「もーーっ、本当に親潮ちゃんかわいい!」
以下略
33
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名無しNIPPER
[sage]
2016/07/05(火) 14:38:23.54 ID:MrfMbXFiO
>陽炎改二はまだ出ていませんが続きを書いてしまったので続きです
別シリーズはまったく進んでいないので息抜きになっていませんだめでは?
ところで今更ですがこの作品には独自設定がたくさんでてきますが二次創作とはそういうものです
外野の言うことにいちいち反応する(↑こういうの)と荒らしが湧くからやめたほうがいいよ
34
:
◆36ujqGfUl2
[saga]
2016/07/05(火) 14:39:54.77 ID:WUg/S8Lr0
その光景を初月はただ見ていることしかできず、呆然と立ち尽くしている。
そして、立ち上がった吹雪が回転して彼女の方を向いた。目が合う。彼女の笑顔に浮かんでいるのは猛烈な幸福感と、期待だ。
逃げなければ。
後ろを向いた瞬間、初月は抱きしめられていた。
以下略
35
:
◆36ujqGfUl2
[saga]
2016/07/05(火) 14:42:14.22 ID:WUg/S8Lr0
そうして抱きしめられながらされるがまま、耳元で甘くやさしい声で自分への好意のこもった言葉をささやかれ続ける。
この状況に、初月の気力と体力は瞬時に底を突いた。
吹雪は抱きしめている初月の足元が崩れかけているのを察知すると、片手で腰に手をまわしたまま支えて椅子を引く。親潮と同じように、大切なものを扱う手つきで初月を座らせる。当然初月も、そのまま疲労で動けなくなる。
かろうじて椅子に座っている……そういう形で固まっている二人とは対照的に、吹雪は実に晴れ晴れとした様子で、手を組んで思いっきり伸びをしていた。
以下略
36
:
◆36ujqGfUl2
[saga]
2016/07/05(火) 14:43:38.19 ID:WUg/S8Lr0
「教育担当として《お願い》します。明後日のヒトキューマルマル。夜の7時に、二人とも私の部屋に来てください。予定は空いてますよね?」
二人は必死で何度も頷いた。否の態度を一瞬でも取ったら、何をされるかわからない……。
そんな二人の内心がわからないかのように、もちろんわかっているのだが、吹雪は安心したように手を打ち合わせた。
以下略
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