過去ログ - 【俺ガイルSS】かくして、彼と彼女の放課後は過ぎ去っていく
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12: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/07/19(火) 00:13:46.27 ID:CoRvTqH/0

受験生だから。それ以上の理由はないし、それを後ろめたく思う必要はない。
それでも、ひっかかりのようなものを覚えた。
これはきっと、そんな安易な大義名分にあやかり続ける自分に対する何かなんだろう。それを気取られぬよう矢継ぎ早に質問を飛ばすことにする。

「お前は? 最近もよく行ってんの?」

「奉仕部ですか? んー最近はあんまりです」

「意外だな。今でも入り浸ってるもんかと思った」

ぷに、と形の良い唇に指を押し当てて一色は思案顔になった。
そしてすぐにいたずらを思いついた子どものような、きゃるんとした表情を浮かべる。

「だって先輩がいないとつまらないじゃないですかー」

「はいはい」

「もうちょっと良い反応してくださいよ」

左を歩く一色は、俺の制服の肘部分をくいくいと引っ張って不満げな声をあげた。
そうだね、プロテインだね。



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