過去ログ - 【俺ガイルSS】かくして、彼と彼女の放課後は過ぎ去っていく
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◆.XibMUKIvI
[saga]
2016/07/19(火) 00:15:53.94 ID:CoRvTqH/0
「いやなに、お前のそういうのにもだいぶ耐性ができてきたというかな。つーか引っ張るのやめろ」
「えーつまんないです」
以下略
14
:
◆.XibMUKIvI
[saga]
2016/07/19(火) 00:18:00.45 ID:CoRvTqH/0
俺が振られるのはお約束というか予定調和というかもう慣れてしまったから別にいいけれども。いや、いいのか?
その後も他愛もない軽口を叩き合いながら、夕陽が照らす新緑の下を歩く。
向かう方向は一緒だし、なんとなく別れを切り出すタイミングを逸してしまったというのが多分にあったが、木漏れ日が途切れて程なくすると稲毛海岸駅が見えてきた。
以下略
15
:
◆.XibMUKIvI
[saga]
2016/07/19(火) 00:19:19.07 ID:CoRvTqH/0
「買い出しです。実は生徒会とサッカー部の備品で何点か購入しなきゃいけないものがありまして」
記録用のノートとかー、テーピングとかー、新しいアイシング用の氷嚢とかー、と買うべきものを指折り思い浮かべながらつらつらと一色は話す。
なるほど、一色が今日早く帰る理由はこれだったか。備品を購入してそのまま直帰ということだろう。
以下略
16
:
◆.XibMUKIvI
[saga]
2016/07/19(火) 00:22:29.16 ID:CoRvTqH/0
うまいこと返したつもりなのか、したり顔でにっこり目を細める一色を見つめる。こいつの気持ちねぇ……。
「あれだろ? 荷物が多そうだから人手が欲しいんだろ」
以下略
17
:
◆.XibMUKIvI
[saga]
2016/07/19(火) 00:24:13.93 ID:CoRvTqH/0
きゃるんとした笑顔でぱちりと片目を閉じるあざといウインクは恐ろしいまでに決まっていて、これに騙される男が将来何人いるのだろうと考えるとその方々の冥福を祈らざるを得なかった。とはいえどうしたものか。
「……本当に小一時間なんだろうな?」
以下略
18
:
◆.XibMUKIvI
[saga]
2016/07/19(火) 00:25:38.25 ID:CoRvTqH/0
「行くか」
「わーありがとうございます〜」
以下略
19
:
◆.XibMUKIvI
[saga]
2016/07/19(火) 00:27:51.79 ID:CoRvTqH/0
「つーか戸部だっているだろ」
一色の雑用といえば戸部が真っ先に浮かぶ。というか一色いろは被害者の会の同期とも言える。
戸部ならそうそう頼みを断ったりはしないだろう。一色は少し言いづらそうに顔を背けたが、すぐにこちらを見つめ直して口を開いた。
以下略
20
:
◆.XibMUKIvI
[saga]
2016/07/19(火) 00:29:49.33 ID:CoRvTqH/0
その感情に、たったひとつの名前をつけるのは難しいことなんだろう。
そうした経験がない自分には想像でしかないけれど、なんとなくそんな感じなのだろうか。
そう思ってちらりと彼女を見れば目が合った。一色は肩をすくめて優しく笑むと、ひとつ咳払いをして話し出す。
以下略
21
:
◆.XibMUKIvI
[saga]
2016/07/19(火) 00:31:29.49 ID:CoRvTqH/0
「こういう風に頼めるのは、ホントに先輩だけですから」
以下略
22
:
◆.XibMUKIvI
[saga]
2016/07/19(火) 00:32:21.66 ID:CoRvTqH/0
今日はここまでで。
近日中にまた投下します
23
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/07/19(火) 00:33:45.72 ID:o2cZ2CWpo
期待たい
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