過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/20(水) 08:20:22.25 ID:Ov+eE5uhO
【北の王国・最北の街】
勇者「おいおい戦士、酒は程々にしとけよ。明日に支障が出たらどうする。」
戦士「へっ。ここまで割と余裕を持って辿り着けたんだ。俺達なら大丈夫だろーよ。」グビッ
以下略
3
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/20(水) 08:21:09.90 ID:Ov+eE5uhO
僧侶「勇者さん、顔が赤いですよ?」ニヤニヤ
勇者「そ、そんな事ないから!」
魔法使い「もう、勇者ってば強いしハンサムなのに、なんでこう肝心な時に女々しいかなぁ…。」
以下略
4
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/20(水) 08:22:13.36 ID:Ov+eE5uhO
勇者「その…さっきはごめん。」
魔法使い「…ううん、私も言い過ぎちゃった。」
勇者「…魔法使いの事は俺が守るよ。」
以下略
5
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/20(水) 08:24:58.86 ID:Ov+eE5uhO
−−−
男「おい、見ろよ勇者様だ!」
女「え、どれどれ?!」
以下略
6
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/20(水) 08:25:43.01 ID:Ov+eE5uhO
男「お、お願いします勇者様!」バッ
勇者「どうしました?」
男「昨日うちの娘が魔物に攫われ、南の鉱山で奴隷として働かされているんです…どうか助け出してはいただけないでしょうか?」
以下略
7
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/20(水) 08:26:18.16 ID:Ov+eE5uhO
戦士「はははっ。ま、どっちにしたって魔王が許せねーのに変わりはないけどよ。人間を散々いいようにこき使いやがって。全人口の約20%が奴隷にされてるんだっけか?」
勇者「うん…だけど、そんな奴隷制度も今日で終わりだ。魔王さえ倒してしまえば、後はどうにでもなる。」
魔法使い「魔族の中には、魔王を恐れて仕方なく従ってる者も多いしね。」
以下略
8
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/20(水) 08:26:55.98 ID:Ov+eE5uhO
−−−
【魔王城】
勇者「…やっと最上階か。いよいよここまで来たんだな。」
以下略
9
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/20(水) 08:27:59.53 ID:Ov+eE5uhO
魔王「来たな…勇者共よ。」
勇者「お前が魔王かっ?!」
魔王「いかにも。この私こそが、魔族を…そして愚かな人間共をも束ねる闇の始祖、魔王だ。」
以下略
10
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/20(水) 08:28:43.28 ID:Ov+eE5uhO
魔王の掌から作り出された暗黒の槍は、一瞬にして正確に僧侶を狙い…そして、それを庇った戦士を頑強な鎧ごと貫いた。
僧侶「え…」
ポタ…ポタ…
以下略
11
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/20(水) 08:29:43.38 ID:Ov+eE5uhO
僧侶「あ…あ…」
怒り。
悲しみ。
憎しみ。
以下略
12
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/20(水) 08:30:48.68 ID:Ov+eE5uhO
勇者「…喰らえぇぇぇっ!!」ザンッ
勇者は雷の魔法を纏った斬撃を繰り出すも、魔王に指1本で止められてしまう。
魔王「やれやれ、回復魔法の厄介な女から殺してやろうと思ったが…そのような策を弄す意味もなかったな。どうやら貴様らを葬る事など、赤子の手を捻る程に容易いようだ。」
以下略
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