過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/21(木) 01:38:08.35 ID:fI1efZjyO
男「なんだと…俺達が魔王を強くしてしまっていたというのか…」
女「し、仕方ないわよ…そんな仕組み、誰も知りやしなかったもの。」
魔法使い「…考え得る策は2つ。1つは、世界規模の精神魔法で一時的に人々の意識を遮断し、魔王への負の感情の流入を止めるというものです。極めて難度が高いこの魔法を完成させるべく、王は世界中の魔導機関に連絡を取り研究を要請して下さるそうです。」
以下略
49
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/21(木) 01:39:00.87 ID:fI1efZjyO
魔法使い「…正直、どちらの作戦も成功率が高いとは言えません。ですが、他の打開策は恐らく存在しません。一握りでも希望があるならば、私はそれに賭けたいと思います。」
勇者「俺は…この世界が好きです。この世界に生きる、皆さんが好きです。そんな世界が…滅んでしまうなんて耐えられない。仲間の死だって、無駄にはしたくない。」
勇者「だから…皆さん、どうか諦めないで下さい。希望を捨てないで下さい。それがきっと…魔王を倒す事へと繋がるはずです。」
以下略
50
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/21(木) 02:27:29.96 ID:M+3Ego/D0
−−−
…それから1年。
勇者と魔法使いはかつての旅をなぞるかのように各地を巡り、そこに住まう民を集めては演説をして回った。
以下略
51
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/21(木) 02:28:00.17 ID:M+3Ego/D0
勇者「…久しぶりに笑った気がする。」
魔法使い「ええ…本当に。」
勇者「…俺達って、皆で旅してる時はいつもこうだったよな。」
以下略
52
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/21(木) 02:28:29.98 ID:M+3Ego/D0
魔法使い「それにしても立派な墓よねー。もっとお菓子たくさん持ってくればよかったかしら?ドーナッツだけじゃ不釣り合いじゃない?」
勇者「お前が僧侶の為に用意した物なら、きっと何だって喜んでくれるさ。」
魔法使い「えへへ、まぁあの子お人好しだからねー。でも、流石に1年も待たせた事は怒ってたりして?」
以下略
53
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名無しNIPPER
[sage ]
2016/07/21(木) 05:40:33.28 ID:D6v6NKmh0
白面の者思い出した
54
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/21(木) 06:25:32.23 ID:M+3Ego/D0
−−−
【東の王都・宿屋】
魔法使い「…ねぇ。」
以下略
55
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/21(木) 06:26:29.87 ID:M+3Ego/D0
勇者「…何が言いたいんだ?」
魔法使い「…何か起きた時、後悔したくないのよ。その為に、やれる事は全部やっておきたいと言うか…」
勇者「だからやっただろ?各地を回って散々演説もしたし、墓参りだってやっと今日できた。」
以下略
56
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/21(木) 06:27:01.05 ID:M+3Ego/D0
魔法使い「もっと…もっと近くにいきたい。」
勇者「ちち、近いよ!十分近いよ!」
魔法使い「…意地悪。意味、わかってるくせに。」
以下略
57
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/21(木) 06:29:02.25 ID:M+3Ego/D0
−−−
そして…更に1年の歳月が流れた。
【北の王国・工業都市】
以下略
58
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/21(木) 06:32:20.57 ID:M+3Ego/D0
男「勇者様に魔法使い様!私共を悪しき傀儡より救っていただき、ありがとうございます!」
女「街に侵入した魔物は、勇者様達が全て倒してくれたわよー!」
子供「やったやったぁ!父ちゃんに怪我をさせた魔物め、ざまーみろ!お前らなんか、勇者様にかかればあっという間なんだからな!」
以下略
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