過去ログ - 高森藍子「誰かを笑顔にできるなら」
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17: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/07/24(日) 17:26:24.23 ID:wiTHyHYmO
「ああ、お店で買ってからここまで運ぶのにちょっとぬるくなってるけど…こうやって広々とした場所で飲むといつもと違って美味く感じるね」

「あ、分かります。普段食べているようなものでも外で食べると何故か美味しく感じるんですよね。そういえばこの間、家族とピクニックに行ったんですけど…」

彼女はポケットアルバム取り出すとこちらに見せてくる。

「ほらこれです。私がサンドイッチ作ってみんなで食べたんですよ。あまり自信が無かったんですけど、喜んで食べてもらえて良かったです」

写真にはバスケットに丁寧に詰め込まれたフルーツサンドとそれを笑顔で食べる彼女の両親が写っていた。

「そのときなんですけど、大きな蜂の巣があったんです。それでですね…」

写真を一つ一つ指さしながら嬉しそうにその時の思い出を話してくれる。

いつしか俺は彼女の話にすっかり聞き入っていた。


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